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豊成飛行場跡活用へ/真亀川など山武地域視察/熊谷知事

2026/05/20 日刊建設タイムズ

 熊谷俊人知事は19日、大網白里市の首都圏中央連絡自動車道大網白里スマートインターチェンジ周辺エリア、九十九里町の二級河川真亀川河口付近、東金市の旧豊成飛行場跡地と道の駅「みのりの郷東金」などを視察し、各市町長と意見を交わした。山下美紀・東金市長は、遊休農地となっている旧豊成飛行場跡地30haの活用について「地権者などから遊休農地解消の要望が挙がっている」と説明。熊谷俊人知事は「成田国際空港への近接性や広域農道との接続により、国内外への流通拠点として高いポテンシャルがある」と評価し、「雇用の確保に向け、関心のある企業の呼び込みや産業用地整備までのプロセスを支援したい」と強調した。

 視察を終えた熊谷知事は、山武地域に関し「広大な海という財産を有しており、大きな可能性を感じる」とし、「成田空港の機能強化や圏央道の全線開通を見据え、時代の変化に応じた雇用の創出が図れるよう、県としてできることを模索していきたい」と話した。

 意見交換会は、東金市の山武地域振興事務所4階大会議室2で実施。各市町長は、成田空港の活用、地理的特性を生かした物流・生産拠点の整備、大網白里スマートIC周辺エリアへの企業誘致、九十九里浜を生かした観光地域づくりのさらなる推進、基幹産業の強化などに対する支援を求めた。

 出席者は熊谷知事と山下市長のほか、金坂昌典・大網白里市長、浅岡厚・九十九里町長。県の関係者は、吉田雅一・知事特別秘書、菊地美香・総合企画部次長、髙岡恭子・山武地域振興事務所長、鎌田広大・市町村課長など。

 みのりの郷東金は、田間1300―3の緑花木センター跡地に所在。敷地面積は2・6ha。東金市は、当初予算に、再整備実施設計等業務委託料を盛り込んだ道の駅維持管理費1億1233万6000円を計上。再整備の内容は、軽量S造平屋建て、床面積1300㎡程度の直売所の新築、既存直売所のレストラン棟への改修、新築直売所と既存直売所を結ぶイベントに使用可能な屋根付きプロムナードの整備、駐車場の拡張、ほ場の移設など。

 大網白里スマートIC周辺については、企業誘致の基本方針で、優先的かつ重点的に企業誘致を進める戦略エリアに設定。誘致対象は、食品加工・6次産業化製造企業、物流・運輸企業、観光関連企業、アグリテック企業、研究・研修施設。基本施策として、地域未来投資促進法や民間提案制度を活用し、官民連携や民間主導による産業用地整備の可能性について検討する。

 真亀川河口付近では、土砂が堆積しており、県により河道掘削工などが進められている。浅岡町長からは「さらなる河道掘削と突堤を設けてほしい」と要望があった。

みのりの郷東金で熊谷知事(右)に旧豊成飛行場跡地の課題などを説明する山下市長 各市町長と活発に意見を交わした

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