県利根沼田農業事務所農村整備課(高橋博光課長)は2026年度の事業概要を明らかにした。3事業5地区で26年度予算と25年度補正予算分を含め、事業費3億7506万円を確保した。みなかみ町月夜野地内の権現地区で行う防災重点農業用ため池緊急整備事業では27年度までの債務負担行為に2億2700万円を設定し、ため池耐震補強工事を行う。
権現地区では、権現上ため池と権現下ため池の耐震・豪雨対策工事を行う。二つのため池を統合する計画で、改修後の堤体は堤長47m、堤高5・4m、堤頂幅3・5m、堤体積6300立方m、貯水量5900立方mの傾斜遮水ゾーン型を想定する。工事の発注は第2四半期を予定。設計は黒岩測量設計事務所(前橋市)が担当した。
このほかの事業は次の通り。
【追分地区】
沼田市と昭和村にまたがる赤城北ろく土地改良区の区域で進めている農村地域防災減災事業(特定農業用管水路特別対策)として石綿セメント管の布設替えを推進する。追分地区は昭和村糸井の畑作地帯で、25年度補正予算分を含めて1億166万円の事業費を確保し、減圧水槽と新設管路0・7㎞を整備する。設計は藤和航測(前橋市)が担当した。幹線水路に設置する減圧水槽2カ所および新設管路0・5㎞の工事は3月に発注済みで、石井建設(昭和村)と角屋工業(沼田市)が受注。残る幹線水路0・2㎞分は第2四半期に発注予定。
【牛の平地区】
補正予算分を含めて6450万円を確保。片品村花咲地域の牛の平地区で区画整理等の補完工と獣害防止柵(延長1000m)を実施する。獣害防止柵は南側に既設の恒久柵があるため、北側の未整備区間を対象に鋼製の侵入防止柵を設置する。補完工事は地区外道路の舗装、穴あき塩ビ管φ75㎜による暗渠排水工、法面植生工などを見込んでいる。工事は2件に分割し、第2四半期に発注予定。設計はプロファ設計(伊勢崎市)が担当した。本年度で工事完了を見込んでいる。
【松之木平地区】
追分地区と同様に赤城北ろく土地改良区区域にある昭和村赤城原の松之木平地区では、25年度補正予算分を含めて4690万円を確保し、新設管路1・0㎞を整備する。設計については藤和航測が担当した。
新設管路0・4㎞の工事は3月に発注済みで、残る0・6㎞は第2四半期に発注予定。発注済みの工事は反町工業(沼田市)が施工を進めている。
【東中野・二本松地区】
追分地区および松之木平地区と同様に赤城北ろく土地改良区区域の昭和村貝野瀬と沼田市二本松を対象とした東中野・二本松地区では、25年度補正予算分を含めて4700万円を確保し、減圧水槽の調査設計業務および新設管路0・4㎞の設置を行う。減圧水槽の調査設計業務は3月に発注済みで、新設管路0・4㎞の工事は9月ごろ発注予定。発注済みの業務委託は藤和航測が担当している。
















