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茨城県水戸市

小吹改修へ設計着手/プール4施設の課題報告

2026/05/22 日本工業経済新聞(茨城版)

 水戸市は20日に開かれた市議会水泳競技施設等調査特別委員会で、市営プール4施設の現状と課題を報告した。青柳公園屋内プールや大串貝塚ふれあい公園プールなどで老朽化が進行しており、小吹運動公園屋内プールについては本年度に長寿命化改修に向けた実施設計をまとめ、2027~28年度に改修工事へ着手する方針を示した。市は今後、利用状況や施設機能を踏まえながら、安全性や利便性の確保に向けた対応を進めていく考えだ。

 市によると、青柳公園屋内プールは1971年6月開設で築55年が経過。建物はRC造平屋、建築面積1029㎡で、25m6レーン(350㎡)を備える。市内でも長年利用されてきた施設だが、幼児用プールなどの機能不足に加え、施設全体の老朽化が課題となっている。

 小吹運動公園屋内プールは1986年4月開設で築40年。施設はRC造2階建て、建築面積2098㎡。日本水泳連盟公認の25m6レーンプール(325㎡)をはじめ、幼児用プール(73㎡)、障害者プール(112㎡)を備えており、市営プールの中核施設として各種大会や一般利用に活用されている。

 市は同施設を3カ年実施計画(2026~28年度)に位置付けており、26年度当初予算には長寿命化改修の実施設計委託費として2600万円を計上。27~28年度には総額4億6000万円を見込み、設備更新や施設改修を進める予定としている。

 大串貝塚ふれあい公園プールは1991年7月開設。CB造一部S造平屋で、施設面積は1045㎡。25m7レーンプールを備えるが、ろ過機の不具合やプール本体の水漏れ、管理棟の雨漏りなどが発生しており、24年度から利用を休止している。屋外施設のため利用期間が夏季に限定されるほか、天候によって施設開放が左右される点も課題として挙がった。

 一方、22年4月に開設した下入野健康増進センター屋内プールは、温浴施設などを含む複合施設として整備され、25m6レーンプールのほか幼児用プール、採暖プールを備える。比較的新しい施設である一方、多くの利用者が来場していることから、継続的かつ安定的な運営体制の確保が必要としている。

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