東日本高速道路は、館山自動車道における高速道路本線での走行中無線給電(Dynamic Wireless Power Transfer)の実証実験「館山プロジェクト」の参画企業を決定した。参画するのは、大成建設・本田技術研究所と、大林組・トヨタ自動車・デンソーの2チーム。2027年度以降、複数回の実施を予定している。
「館山プロジェクト」は、次世代高速道路構想「moVision」における重点プロジェクトの一つ。実際の交通環境における走行中無線給電の実証実験は国内初の取り組みで、東京大学大学院新領域創成科学研究科(藤本・清水研究室)の支援を受けて行う。
実施場所は、館山自動車道君津パーキングエリア付近の上り線で、延長約300mを対象とする。
車両やコイル設備などについては、各チームが開発・準備を進めている。
実証実験により▽高速道路の舗装内にコイルなどを埋設する際の仕様・影響の評価▽走行路面の安全性や安定性、補修のしやすさの検討▽ETCシステムを活用した課金システムの検討・開発――を行い、技術を確立し、走行中給電の持続可能性を高める。
走行中無線給電とは、路面に埋設された送電コイルから車両に搭載された受電コイルに非接触で電力を送るシステム。
走行中に路面から給電することで、より少ないバッテリー搭載量でEV(Electric Vehicle)の航続距離を確保することが可能となり、プラグインハイブリット車(PHEV)や燃料電池車(FCEV)など、脱炭素化を促進するxEVの普及につながることが期待されている。

















