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日立市大みかに新研究棟建設/次世代型研究拠点「調和の丘」/日立製作所

2026/05/28 日本工業経済新聞(茨城版)

 日立製作所は、日立市大みか町の同社研究開発グループ茨城サイト内に新たな研究棟を建設することを発表した。次世代型社会インフラ研究拠点「調和の丘」として、かつて日立市の環境問題を解決した日立鉱山の「大煙突」をモチーフに、S造(一部RC造)、低層部は3階建て、タワー部が7階建て、建築面積約2970㎡(約900坪)、延べ床面積約9240㎡(約2800坪)を計画。2027年12月の着工、30年3月の完成を予定する。

 建設地は、日立市大みか町7-1-1の研究開発グループ茨城サイト大みか地区内。同社が創業以来100年以上にわたり社会インフラを支える研究開発を進めてきた拠点であり、実環境に近い形で研究・実証のための設備や知見を有していることから、同地への建設を決めた。

 新研究棟には、研究の成果や将来ビジョンを共有するための空間、研究者、事業部門、自治体、パートナー企業、アカデミアなど社内外の多様なステークホルダーが集い、技術や創生価値を体験しながら開発を進める場などを設ける。これにより分野や組織を超えた競創と社会実装を加速し、地域の活性化にも貢献する。

 新研究棟を活用し社会課題を起点に、エネルギーやモビリティ、モノづくりなど複数の分野が相互に影響し合う社会システム全体を見据え、設計・制御・運用を分野横断で一体的に高度化するための研究と実証を進める。

 今後、地域の企業・大学・研究機関をつなぐオープンエコシステムを構築し、課題の発掘から解決策の実証、成果の発信、人材育成までを一体的に進め、社会課題の解決につながる価値を創出。社会課題起点の研究と実証の好循環を創生し、地域から国内外へ活動を展開する次世代社会インフラ研究を推進する。特に日立市と推進する「次世代未来都市の実現に向けた共創プロジェクト」と連動し、研究から実証までのプロセスを加速し、地域への価値創出を図る。

 同社では、積極的な研究投資を通じてグローバル最先端の研究拠点を構築し、実証で得られた成果を社会発信・実装することで、新たな事業を創出し、持続可能な成長を実現するとともに、地域への価値の創出を図る考え。

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