笛吹市は富士見小学校校舎(同市石和町)の耐力度調査に着手する。1996年度に実施した耐震診断報告書や耐震補強時の改修図面を参考にし、文科省が定める方法で現況を調べる。近く業務委託し、9月までにまとめる。これまでの調査では校舎の老朽化が指摘されており、大規模な改修または改築に着手する可能性が高い。
2020年3月策定の笛吹市学校施設長寿命化計画によると、同校は校舎4棟、体育館などで構成。このうち今回調査を実施するのは校舎など2棟で、1棟はRC造3階建て延べ床面積4713㎡、もう1棟はS造平屋建て同57㎡。同校は1979年度に建設後、97年度に早野組施工で耐震補強を実施している。
同校は築47年程度経過し施設各所に老朽化が進む。同計画の劣化状況評価では、今回調査対象の校舎について、屋根・屋上はおおむね良好な状態を示す「A」判定だったものの、外壁、内部仕上げ、電気設備、機械設備についてはいずれも広範囲に劣化がみられる「C」判定。施設の健全度は100点満点中45点だった。その他の校舎についても一部C判定があるなど、改修の必要性が指摘されている。
同市では現在、御坂中の改築事業が進められており、2026年度中に完了する予定。同事業は21年度に一級建築士事務所佐藤設計により校舎耐力度調査を実施。その結果を受け翌22年度、改築工事の設計を馬場設計、用地測量を宮下測量に委託している。
23年度には光貴基礎コンサルタントにより地質調査を行うとともに、同校部室棟の改築に着手。24年度から校舎の改築を始めた。仮設校舎を建てず既存校舎を使いながらの解体、新築に苦慮したものの無事完成。6月にはグラウンド整備工事と柔剣道場改修工事が発注される予定で、11月までに全事業が完了する。

















