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群馬県吾妻環境森林事務所

吾妻環境森林事務所長坂田春生氏インタビュー

2026/05/29 群馬建設新聞


就任に当たり「第1に心掛けたいのは職員一人一人の健康、そして家族の安心」と話す坂田所長。「安心して働くことのできる環境が整ってこそ、組織としての力は十分に発揮され、ひいては地域や県民の信頼に応えることができる」と強調する。風通しのよい職場づくりを目指し「柄にないことではあるが、日ごろからの声掛けを大切にし、話しやすく相談しやすい雰囲気を育んでいきたい」と意気込みを語った。

管内については「有数の自然資源豊かな地域。こうした自然環境は、観光や保健休養の面のみならず、地域の暮らしや文化を支える重要な基盤」と話す。一方で「管内の林野率は約8割に達しており、適正な整備・保全が地域の持続的な発展にとって重要な課題」とし、ニホンジカやイノシシ等による農林業被害にも「関係機関や地域と連携しながら、森林の適正管理と鳥獣被害対策の着実な推進が求められている」と課題感を示す。

また、「群馬県環境基本計画2021-2030」と「群馬県森林・林業基本計画2021-2030」の計画目標の達成に向けた県全体の取組や、組織改正により係の集約化が図られ、業務の効率化と専門性の発揮を両立させつつ、これまで以上に関係機関との連携が求められる体制となったことを受け、「部局としての一体感に乗り遅れることのないよう、関係機関や地域との連携を一層強化し、現場の実情を踏まえた実効性のある事業展開に努めたい」と決意を示した。

最も思い出深い業務は、東日本大震災に伴う原子力発電所事故への対応。林業試験場で、きのこの調査・研究業務担当をしていたが、事故後は栽培現場における放射性物質対策が最優先課題となった。「前例のない事態であり、すべてが手探りであった」と振り返る。発生から15年経過した現在も影響が残っており、自然を相手とする仕事の難しさや厳しさを改めて実感している。

若手職員には、「失敗を恐れず前向きに挑戦する姿勢」を期待。「上司や組織としてしっかりとバックアップしていきたい」とし「互いに支え合いながら成長できる職場であることを願っている」と話した。

建設業界へは「県民生活を守る上で欠くことのできない、極めて貴重で重要な存在」と心からの敬意を表する。「今後もその役割はますます大きなものとなる。現場の実情を十分に踏まえ連携しながら取り組みたい」と述べた。

子育てが一段落し、自分の時間が取れるようになった最近の休日の過ごし方は「月に2回ほど県内や都内で開かれる落語会や寄席に足を運び、多様な話芸に接する機会を楽しんでいる」と語る。また、バンドやアイドルの周年記念コンサート、ライブにも出向いており、中でも「松田聖子さんの今夏に予定されている公演のチケットを確保し、今から心待ちにしている」と笑顔を見せた。「こうした時間を通じて英気を養い、日々の仕事にも前向きに向き合っていきたい」と締めくくった。

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