県西部農業事務所農村整備課は高崎市吉井町東谷、塩、神保地先を対象に、鏑川用水の多胡地区石綿管路布設替え工事を計画している。延長は約3000mで、7月ごろに実施設計業務と路線測量、用地測量を一括して指名競争入札で委託する見込み。業務の履行期間については8カ月を想定している。また、工事着手は来年度以降に予定しており、2030年度の布設替え工事完了を目指す。
今回委託する設計業務の内容は実施設計業務のほか、路線測量延長約3000m。鏑川用水は南牧川から取水した後に、南牧導水路、南1号幹線水路を経て、2号幹線水路から分岐する石綿管を含む農業用水路。事業区間は南2号幹線水路から分岐し、吉井インターチェンジまでの約3900m。このうち約1330mは、すでにダクタイル鋳鉄管や塩ビ管への布設替えが完了しており、残る約2580mで布設替えを計画している。工区は4工区に分かれており、工事対象区間は▽1工区=686・8m▽2工区=793・8m▽3工区=591・4m▽4工区512・5m-。
工事では既存のφ450㎜の石綿セメント管を撤去し、φ250~φ300㎜の塩ビ管を新たに布設する方針。工事費は25年度単価による算出で4億9800万円となっている。
同地区の施設は鏑川土地改良事業の一環として実施された鏑川幹線水路より分水し、末端ほ場へ導水する管路として、1975年に築造された農業用管水路。石綿セメント管が多く使用されており、耐用年数を迎える時期となるため、漏水補修が頻繁に行われている状況。石綿セメント管の破損による石綿粉塵の飛散、暴露から人への健康被害を防止することを目的としている。事業別面積では水田が26・4ha、普通畑が15・2haとなる。
これまでに22、23、25年度に調査設計業務を委託し、いずれもプロファ設計(伊勢崎市)が手掛けている。
また、関連事業として、農林水産省が事業主体となり、鏑川用水および甘楽多野用水において、頭首工2カ所、貯水池3カ所、幹線用水路耐震化や長寿命化、更新工事などを計画。受益面積は1216haとなる。
















