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茨城県小美玉市

29年度完成へ発注支援/百里前交流拠点に概算33億

2026/06/02 日本工業経済新聞(茨城版)


 小美玉市は、茨城空港と航空自衛隊百里基地の魅力を発信する「百里飛行場前新交流拠点施設」の整備に向け、本格的な準備に着手した。空港公園内北山池周辺に航空・防衛をテーマとした体験型交流施設を整備する計画で、設計・施工事業者の選定などを支援する業務の公募型プロポーザルを開始。概算事業費は約33億円(税抜)を見込み、民間事業者のノウハウも活用しながら事業手法を固め、2029年度末の完成を目指す。



 今回公募した「百里飛行場前新交流拠点施設整備工事発注支援業務」は、今年3月に策定した新まちづくり構想実施計画を踏まえ、本事業に最適な事業方式や発注方式の検討、要求水準書の作成、設計・施工事業者の選定支援などを行うもの。履行期間は27年3月31日までとしている。

 業務では、設計会社や施工会社へのサウンディング型市場調査を実施し、民間事業者の参入意向や提案内容を把握。その結果を踏まえ、事業方式や発注手法を整理する。

 また、施設整備に必要な要求水準書や募集要項、評価基準書などの作成を支援するほか、設計・施工者選定に向けた審査委員会運営や技術提案評価なども担う。

 施設整備予定地は、与沢地内の茨城空港駐車場に隣接する空港公園内北山池周辺。敷地面積は約2万2000㎡となっている。

 新交流拠点施設は、百里基地や茨城空港を生かした航空・防衛の魅力発信と地域交流の拠点として整備する計画。建物は平屋建てで延べ床面積約2300㎡規模を想定している。

 施設内には、多目的スペース約320㎡、展示スペース約580㎡、学習・会議室約100㎡、飲食・物販スペース約130㎡を配置。キッズスペースを含む共用空間も設ける。

 展示エリアでは、退役機や航空機模型の展示に加え、フライトシミュレーターやVR機器を活用した体験型コンテンツを導入。百里基地の歴史や役割、自衛隊や航空分野への理解促進につなげる考えだ。

 屋外にはイベント利用を想定したオープンスペースや多目的広場、約200台分の駐車場を整備する。既存の斜面地形や樹林を生かした公園空間とし、航空ファンだけでなく家族連れや観光客も気軽に利用できる施設を目指す。

 市は当初予算に関連経費1億242万1000円を計上。内訳は基本設計委託費6645万1000円、用地測量や地質調査など3597万円としている。これらと並行して今回の発注支援業務を進め、施設整備の具体化を加速させる。

 今後は26年度に基本設計や各種調査、事業方式の検討を進め、27年度に実施設計を実施。28~29年度の2カ年で建設工事を行い、29年度末の供用開始を目指す。事業スキームについては、設計・施工・運営を一体的に行うDBO方式の採用も視野に入れており、民間ノウハウを活用した効率的な施設整備が検討される。

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