国土交通省は、AIやフィジカルAIを活用した建設現場の将来像を6月内に公表する方向で準備を進めている。民間企業や大学などが研究開発の際の参考となるよう、分野ごとに具体的な活用メニューやイメージを提示し、実装に向けた方向性を示す狙いがある。
5月29日に同省で開いた「建設分野のフィジカルAI活用推進ワーキンググループ」で方針を報告した。展望では「土木施工」「維持管理」「災害対応」の3つのカテゴリーを設定。それぞれ3分野ずつAI・フィジカルAIの具体的な活用イメージを示す。併せて将来の建設現場を描いたイメージ図も作成する。
対象分野は、「土木施工」が機械施工、技能作業、構内運搬、「維持管理」が施設点検、除草・除雪、道路清掃、「災害対応」が広域点検、詳細点検、応急対応の計9分野。これまで熟練技能者が担ってきた高度な判断や作業を、AIやフィジカルAIが代替・支援するイメージ図となる。
同省は会合での議論を踏まえ、6月内に中間とりまとめを公表する。建設・AIベンダー・大学などの関係者が参画する勉強会を立ち上げ、中間とりまとめで示した展望や将来像を基に現場実装に向けた議論を進める。26年度末を目標に最終的な報告を行う予定だ。

















