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群馬県利根沼田環境森林事務所

利根沼田環境森林事務所長関谷昌伸氏インタビュー

2026/06/03 群馬建設新聞


利根沼田環境森林事務所は初めての赴任となる関谷所長。「市町村や建設業者など、はじめてお付き合いする人が多いが、関係者と信頼構築を図り、森林土木事業や森林整備事業を円滑に進めていきたい」と誠実な決意を語る。また「働きやすく風通しの良い職場環境づくりに努め、職員とコミュニケーションを図りながら事務所一丸となって利根沼田地域の森林・林業の活性化を図りたい」と意気込んだ。

所管地域については「当管内の森林面積は15万2000haで、県の森林面積の約36%を占めている。また、林野率は約86%で、森林が多い地域。水源かん養保安林等の公益的機能の高い保安林が森林面積の70%を占め、首都圏の重要な水源となっている」と認識。「森林資源は充実しているが、小規模な森林所有者が多い。施業の効率化を図るためには、集約化する必要がある。施業の集約化や路網整備を進めることにより、伐って使って植えて育てるという森林資源の循環利用を進め、持続可能な森林経営と適切な森林管理を図っていきたい」と話す。

本年度の森林土木事業については「治山事業が24カ所、林道事業が市町村の補助事業を合わせて6路線を計画している。計画的な事業執行を図っていく」と力を込める。

これまでの業務を振り返ると、入庁直後は治山・林道事業に携わり、治山施設による山地災害対策や木材を搬出するための基盤整備に取り組んできた。近年は、森林整備に関する業務に携わることが多く、森林環境譲与税や森林経営管理制度にも携わり、制度を運用する市町村の支援も行ってきた。

特に印象深いのは、「2014年度に発生した桐生市の山火事への対応」を挙げた。県内だけで約190haもの森林が被害を受け、鎮火後の調査に苦労したが、「地元の桐生市や森林組合などの関係者の協力もあり、早急に被害状況を把握することができ、その後の山火事跡地の再生につながった」と当時を振り返る。

若手職員へは「職員の人数が少なく大変な時期だが、成長し力を発揮する絶好の機会。新しいアイデアを持って、群馬県の森林・林業を盛り上げていただきたい」と期待を寄せる。

休日は、趣味の自転車や山登りでリフレッシュを図ってきたが、昨年の自転車事故による入院を経て、現在は休養中。「体の状態が良くなったら、若手職員との交流の場であるツーリングや、妻との山登りをぜひ再開したい」と復帰を心待ちにしている。

建設業界に対しては、「常日ごろから地域の安全安心を支えていただいており、なくてはならない存在」と敬意を表する。「特に治山事業や林道事業は山奥で急傾斜の箇所が多く、危険が伴う大変な作業を遂行していただいていることに感謝するとともに、引き続き、安全かつ確実に地域の維持発展のために協力をお願いしたい」と強い信頼を寄せた。

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