事務職として入庁した小野里課長は「これまで林業職が務めてきた林政課長に就任し、職責の重さを日々痛感している」と心境を明かす。これまで森林・林業関係部署で5年間勤務しており「この経験を踏まえつつ、他分野で得た知見も生かし、関係者と率直に議論しながら職責を果たしていきたい」と意気込む。
県では昨年度「群馬県森林・林業基本計画2021-2030」の中間見直しを行い、目標として掲げた「林業・木材産業の自立」の実現に向けて「『建築物の木材利用拡大』や『森林・林業イノベーションの推進』など5つのプロジェクトを新たに展開していく」という。
また「自然災害等に備えた森林の強靱化・健全化や産業基盤である林道・作業道の整備を着実に進めるとともに、高付加価値な森林クレジットや森林ビジネスなど森林の新たな価値の創出にも取り組んでいく」と力を込める。
思い出深い事業として利根沼田環境森林事務所で携わった市町村と民間企業との連携による森林整備と森林資源の利活用に関する取り組みをあげる。「慣れない竹林整備などの作業を全力で楽しむ姿に加え、企業理念実現のためのアイデアを次々と提案し、実現に向けて果敢に挑戦する社員の姿勢に感動を覚えた」と話す。そして「その思いに誠実に向き合い、全力で受け止めて一緒に汗をかく役場職員がまぶしく感じられた」という。事務所の若手職員も活動に参加しており「仕事を楽しみながら真剣に取り組むかたがたの熱量に触れることで、仕事に向き合う姿勢に変化が生まれてくれれば」と期待を寄せる。
林業職はベテランと若手の二極化が顕著であり、今後10年で経験豊かなベテランが退職を迎える。「若手職員には限られた時間を大切にして、ベテランの知識や経験をどん欲に吸収し、近い将来、群馬の森林・林業行政をけん引する時に備えて自身の強みや専門性を磨いてほしい」とアドバイスを送る。また「群馬の森林・林業の将来像を思い描きつつ、仲間内だけでなく多様な分野のかたがたと前向きに議論しながら、それぞれの持ち場で、理想の実現に向けて挑戦し続けてほしい」と呼び掛ける。
建設業界へは「厳しい施工条件の工事を着実に進めてもらっていることに感謝している」とした上で「建設業を取り巻く環境は厳しいが、貴重な人財が安心して活躍できるよう、引き続き安全第一の施工をお願いしたい」と話した。
趣味は4年ほど学んでいるチェーンソー操作で、プロの指導を受ける機会があり「さらに奥深さを感じた」と話す。林業技能検定にも挑戦中で「『林業人材の確保・定着のためには安全意識と技能向上が大切である』と自分の言葉で訴えていきたい」という。
















