県農村振興課は、県内地籍調査の2026年度事業概要をまとめた。宇都宮市や足利市、益子町など19市町40地区と、県森林組合連合会の鹿沼市民有林2地区を加え全体で42地区。26年度から真岡市が台町Ⅰに着手し25市町(休止市町を含む)が導入。新規地区は宇都宮市若草Ⅲなど16地区で着手する。道路・河川事業予定地や土砂災害警戒区域等被災想定区域など公共事業との連携は、益子町など7市町10地区を実施。全地区を合わせた事業量は地籍調査本体16・73平方㎞(換算面積5・36平方㎞)で事業費が4億1288万4000円。(3面に市町等別実施概要)
地籍調査は第7次国土調査事業が20年度から10カ年計画で始まり、26年度は7年目。10年間の本県の総量は236平方㎞(うち県森連25・61平方㎞)。25年度末の実績は73平方㎞の見込み。
29年度までの第7次地籍調査で未導入だった真岡市が着手。休止中の栃木市と壬生町が再開する予定で、全25市町で実施される。
地籍調査を実施する市町と地区数は宇都宮市4地区(新規2地区)、足利市3地区(1地区)、佐野市2地区(1地区)、鹿沼市3地区(1地区)、日光市1地区、小山市1地区、真岡市1地区(1地区)、大田原市1地区、矢板市2地区(1地区)、那須塩原市2地区(1地区)、さくら市2地区(1地区)、那須烏山市2地区(1地区)、下野市1地区、益子町6地区(1地区)、市貝町2地区(1地区)、芳賀町1地区(1地区)、野木町1地区(1地区)、那須町1地区、那珂川町4地区(2地区)。茂木町は国が実施する効率的手法導入推進基本調査。
県森連は、鹿沼の2地区でいずれも継続。県森連が県から受託した調査は、元気な森づくり県民税2期で事業化された。国庫と県民税事業を合わせ、19年度から9年間で12市町4839haを調査する計画。
23年度から着手した足利市は国道293号バイパスを整備中のDID地区で西砂原後町Ⅱに加え、新規に有楽町を対象に0・1平方㎞を調査。
土砂災害警戒区域等被災想定区域の換算面積は、25年度補正で益子町が上大羽ⅤとVⅠの0・51平方㎞と長堤Ⅱ0・45平方㎞の3地区を調査する。
地籍調査本体16・73平方㎞のうち最も広い面積を調査するのは林地10・82平方㎞で、大田原市や那珂川町など12市町(県森連調査を含む)。農地は2・64平方㎞で、宇都宮市や市貝町など12市町。宅地は小山市や下野市など16市町を対象に2・06平方㎞を調査。DID地区は佐野市や真岡市など6市11地区で1・22平方㎞となった。
本県の地籍調査は全国53%に比べ25・4%(24年度現在)と遅れている。県は進捗を図るため、未実施の市町に働きかけを行ってきた。
10年度に始まった第6次調査では12年度から芳賀町、13年度に茂木町、14年度は益子町が再開。15年度から佐野市と野木町、16年度に鹿沼市、18年度に市貝町が着手。
第7次調査の23年度は足利市が始め、26年度から真岡市が着手。20市町(栃木市と壬生町が15年度、高根沢町21年度、上三川町22年度、塩谷町23年度休止、茂木町は国調査)で調査が進められている。
第7次調査に当たり国は所有者不明土地問題をクリアするため、関係法令を見直し。国が実施してきた都市部官民境界基本調査と山村境界基本調査は20年度から効率的手法導入推進基本調査に一本化。
山村など広大な林地調査は、航空測量によるリモートセンシングを導入し大幅な進捗が見込まれている。
















