県職員となって今年で40年目を迎え、これまで県内各地域で勤務してきたが邑楽館林地域(館林農村整備センター)への赴任は今回が初めてだと語る。「山あいの地域で育ったこともあり、こんなに平らな土地に来たのは初めて。少し方向音痴気味になって戸惑うこともある」と、穏やかに笑いながら新任地への印象を語る。
昨今の農業・農村を取り巻く環境は大きな変化を迎えていることを受けて「館林農村整備センターでは、小区画農地の大区画化や農作業の省力化を図るため、スマート農業技術の導入などを進め、農業経営の規模拡大や経営安定化を実現するための生産基盤整備を着実に推進したい」と話す。また、老朽化が進行する農業水利施設については「本年度から事業や調査を着手する地区もあることから、計画的かつ適切な保全対策の実施に努めてまいりたい」と話す。これらセンターの重点的な取組を通じ「『群馬県農業農村整備計画2026』の基本目標のもと、持続可能な農業・農村の実現を目指していきたい」と意気込みを語った。
センターの事業を行うに当たり「この地域ではほ場整備事業が継続的に実施されている。私自身、近年は事業実施には直接携わる機会が少なかったものの、若いころに経験したほ場整備事業は、難しさとともに大きなやりがいと面白さがあったという記憶が残っている。そのことをセンターの担当職員にも伝えたい」と述べた。工事では「計画平面図と参考程度の縦断図をもとに受注者の現場代理人と協力しながら現場を仕上げていく。いかに使いやすい農地にするかという点では、農家の皆さまの大切な財産を扱う責任も感じたが、自分の意見を計画に反映できることや、現況と完成後の大きな変化が非常に魅力的だった」と振り返った。
若手職員へ「率先していろいろな経験を積み、知識を吸収して欲しいと考えている。とにかく元気に、意欲を持って仕事に向かい合ってもらいたい。若いころの努力や苦労は、必ず将来の自分の糧になる」と熱いエールを送った。
建設業界へは「建設業に携わる皆さまには、日ごろより、農業農村整備事業や災害対応、さらには特定家畜伝染病の対応など、行政の執行に深く関わり、地域や農業の守り手として尽力をいただいていることに感謝申し上げる。引き続き、地域の安全・安心の確保にご協力お願い申し上げる」と感謝を述べた。
趣味や休日の過ごし方を聞くと「週末は家庭菜園やDIYに励んでいる。親から引き継いだ2反弱の畑の除草管理をするつもりが、現在では20種類ほどの野菜を作っている」と笑顔を見せた。「作りすぎて人に差し上げる方が多いが、喜んでもらえるのが嬉しくて、続けている。畑に出向くことが多く、家族サービスがおろそかになりがちなので、時々、採れた野菜で料理を振る舞っている」とか。「これからも自分なりのリフレッシュの方法として続けていきたい」と語った。
















