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茨城県常陸太田市

工期短縮に両側から施工/市道1039号真弓トンネル/年内の工事契約目指す

2026/06/06 日本工業経済新聞(茨城版)

 常陸太田市と日立市を結ぶ市道1039号線の(仮称)真弓トンネルは、工期短縮を念頭に常陸太田市側と日立市側から、それぞれトンネル本体工事を施工する計画だ。県では年内の契約を目指しており、常陸太田市ではトンネル本体工事について6月定例会に県と111億円で随意契約を締結する契約議案を上程している。路線全体の完成は2029年度を目標とする。5日に行われた市議会一般質問で平山晶邦議員に川合建設部長が答弁した。



 (仮称)真弓トンネルを含む市道0139号線整備事業は、合併支援道路として県が常陸太田市から受託し整備が進められている。常陸太田市幡町地内を起点に、日立市金沢町地内の山側道路までを結ぶ全体延長5480m。このうちトンネル延長が2084m。片側1車線の幅員6・5mを計画。工法については山岳部におけるトンネル施工で多く用いられているNATM工法を採用し、地山(周辺の岩盤)が持つ支持機能を有効に活用するとともに、吹き付けコンクリートなどにより地山の安定を確保しながら掘削を進めていくこととしている。

 常陸太田市では、トンネル以外の区間の工事等委託契約についても6月議会に8億2600万円で県との随意契約議案を提案。5月15日には、トンネル本体工事とともに県と仮契約を締結している。

 トンネル以外の区間では、阿武隈山系の起伏の大きい地形であるため、トンネルほか橋梁5橋が計画される。四季の丘はたそめ地区から真弓町トンネル入り口までの約2950mのうち、(仮称)第3号橋の仮設を含めて約1460m、約50%が工事着手している。現在は、県が(仮称)第5号橋と(仮称)第2号跨道橋のほか、26年12月完成予定の(仮称)第6号橋の上部工事を鋭意進めている。

 本年度は、(仮称)6号橋仮設道路撤去工事、(仮称)3号跨道橋上下部工事

(仮称)5号橋上部工事および道路改良工事、猛禽類や水文調査などの環境調査が進められる予定。

 同路線の開通により、四季の丘はたそめ地区から山側道路まで約6分で移動が可能となるほか、通勤、通学、その他利用者約6000人の環境改善、定住促進の効果が期待される。また、東西方向の軸となることで、交通の便が改善され、東部地区の商業施設や市街地へのアクセス性の向上、整備が進む国道293号バイパスとの相乗効果による経済面での効果も期待される。

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