東金市は8日、「市役所周辺地域公共施設等の最適化方針」を公表した。市役所周辺地域における公共施設など11棟の移転建て替えおよび子育て支援センター700㎡の新設にあたり、複合化を計画。官民連携手法の導入も視野に「事務所系とコミュニティ系複合施設の分棟」「山武郡市振興センターの集約」「市役所第2庁舎の存置」「東金中央公園の移設を含めた街区最適化」を検討事項とし、6つの建て替えパターン案を「実現性が高い」とした。
市役所周辺地域は、東岩崎1―1ほかの面積2万9234・06㎡。
公共施設など11棟は、事務所系が市役所(第1庁舎、第2庁舎、サービス棟、地域職業相談室棟、車庫2棟)、東金商工会館、山武郡市振興センター、コミュニティ系が東金図書館、児童館、東金中央コミュニティセンター)。新設する子育て支援センターは、コミュニティ系に属する。
パターン案は▽A―1案=第1庁舎西側駐車場に第2庁舎を除く複合施設(4~5階建て、延べ床面積約1万㎡)を整備▽A―2案=第2庁舎東側駐車場に第2庁舎を除く複合施設(8階建て、延べ床面積約1万㎡)を整備▽B案=第1庁舎西側駐車場にコミュニティ系複合施設(3階建て、延べ床面積約4000㎡)、第2庁舎東側駐車場に第2庁舎を除く事務所系複合施設(5階建て、延べ床面積約6000㎡)を整備▽C案=東金中央公園敷地に第2庁舎を除く複合施設(4~5階建て、延べ床面積約1万㎡)を整備、東金中央公園は市道0113号線側(南東側)に移設▽D案=東金中央公園敷地にコミュニティ系複合施設(3階建て、延べ床面積約4000㎡)と第2庁舎を除く事務所系複合施設(4~5階建て、延べ床面積約6000㎡)を整備▽E案=東金中央公園敷地にコミュニティ系複合施設(3階建て、延べ床面積約4000㎡)と事務所系複合施設(6~7階建て、延べ床面積約1万㎡)を整備。このうち、A―1案とA―2案を「物理的実現性が最も高い」とした。
ゾーニング・施設配置は▽公共施設等配置エリア(北側)=仮設庁舎を設置せず、市役所駐車場部分で複合施設を整備▽アプローチエリア(西側)=東金駅からの人流を迎え入れる空間を整え、商業機能の導入も検討▽利活用促進エリア(東側)=多様な都市機能を集積。
東金中央公園を移設する場合は、市役所駐車場部分または東金中央公園敷地に複合施設を整備し、市道0113号線沿いに公園を再配置する。また、東金中央公園敷地には、東金駅からの人流を、アプローチエリアから新たな公園まで導く遊歩道などを整備する。
官民連携で前倒し/27年度に業者募集
事業スケジュール案は、2027年度までに民間活力導入可能性調査の実施と基本構想・基本計画を策定。BTO方式の場合、同年度から民間事業者を募集・選定し、29年度から基本設計・実施設計を行い、30年度の建設工事、32年度の解体工事着手を目指す。
設計・施工分離発注方式(従来手法)の場合、27年度に基本設計、29年度に実施設計をまとめ、30年度以降、施工者を募集・選定し、31年度の建設工事、33年度の解体工事着手を見込んでいる。
6月補正予算では、民間活力導入可能性調査を含む基本構想・基本計画策定業務委託に、総額6432万8000円の2か年継続費(26年度3670万円、27年度2762万8000円)を設定。議決を経て、7月の業務委託を目指す。
基本方針は▽地域の利便性の向上=少子高齢化・人口減少を見据えた公共施設・行政機能等の複合化による都市機能の集約▽地域のにぎわい・交流の拠点としての役割=東金駅東口から東金中央公園・公共施設群にかけてのにぎわい・交流拠点の創出▽市民の安全性の確保、安心の創出=防災拠点としての機能強化▽財政負担の軽減=官民連携手法の導入検討、管理コスト等の抑制▽市有地の有効活用=最適化により生じる遊休資産の民間事業者への貸し付け・売却等の検討。
最適化方針は、最適化検討基礎調査結果を踏まえて策定した。基礎調査業務は、建設技術研究所が担当した。


















