川口市建設協会(中原誠理事長)、川口建設協同組合(村石政彦理事長)、建設業労働災害防止協会埼玉県支部川口分会(姉崎祐二分会長)は10日、川口市民ホール・フレンディアで2026年度総会を開いた。各団体とも25年度事業報告や決算、26年度事業計画などの議案を審議し、原案通り承認した。
最初に開かれた川口建設協同組合の総会では、官公需をはじめとする建設工事の共同受注、資材の共同購買、事業資金融資、経営・技術力向上のための研修などを柱とする26年度事業計画を決定した。
村石理事長は「昨年度も組合員の協力により予定した事業を進めることができた」と謝意を示した上で、中東情勢の長期化による原油価格や資材供給への影響に触れ、「厳しい状況が続くが、組合員が一致団結してこの難局を乗り越えていきたい」と呼び掛けた。
続いて行われた川口市建設協会の総会では、26年度事業計画を説明。担い手不足や技術者の高齢化といった課題解決に向け「担い手対策」「防災対策」「入札対策」「技術向上対策」「建築対策」の5つのワーキングチームを中心に活動を展開。また、公共工事予算の確保や発注時期の平準化に向けた要望活動などを推進するとした。
中原理事長は、日ごろの協会活動への支援に感謝を述べるとともに、「建設業界を取り巻く環境は大きく変化している。会員企業とともに課題解決に取り組み、地域建設業の発展につなげていきたい」とあいさつした。
建災防川口分会の総会では、26年度事業計画として「安全声かけ運動埼玉」の推進をはじめ、講習会・研修会の開催の実施などを掲げた。労働災害防止活動を強化し、安全で働きやすい現場環境づくりを進める。
姉崎分会長は「日ごろから分会活動にご協力いただき感謝している。引き続きご支援のほどよろしくお願いします」と述べた。
総会後には建災防川口分会による安全管理優良表彰が行われ、最優秀賞に福沢雅秀氏(榎本建設)、優秀賞に岩田昌士氏(八廣園)、仁平真人氏(翔美建設)、手塚茂氏(廣橋工業)が選ばれ、表彰状が授与された。
その後、来賓として川口労働基準監督の朝長亮一郎署長、建災防埼玉県支部の白石茂敏事務局長が祝辞を述べた。
うち白石事務局長は、県支部が本年度から3カ年で展開する「安全声かけ運動埼玉」への協力を呼び掛け「現場での積極的な声掛けを通じて安全意識の向上と労働災害防止につなげてほしい」と訴えた。
総会終了後には懇親会が開かれた。
中原理事長はあいさつで、中東情勢の緊迫化による資材価格や供給への影響に懸念を示し「仕事があるだけでは乗り切れない時代になっている。技術力や経営力を高め、変化する社会情勢に対応していかなければならない」と強調。また、協会が進める担い手対策、防災対策、入札対策、技術向上対策の各ワーキングチームについて触れ「会員の意見を取り入れながら、地域建設業のさらなる発展につながる活動を進めていきたい」と協力を呼び掛けた。
続いて来賓としてあいさつした岡本ゆり子川口市長は、就任後に川口市建設協会から公共事業のあり方や中東情勢を踏まえた支援策に関する要望を受けたことに触れ「市内企業あっての川口市であり、市内業者優先の考え方はこれまで通り変わらない」と明言した。さらに、災害対応や地域インフラを支える建設業界に謝意を示し「担い手確保やDX推進などの課題にも連携して取り組み、皆さまとともに川口の未来を築いていきたい」と力を込めた。
懇親会では会員や来賓らが交流を深め、地域建設業の発展と安全・安心なまちづくりに向けて親睦を深めた。
















