北杜市は、市長記者発表を3日に行い、この中で6月補正予算案を公表した。主な建設関連予算では、小淵沢エリア振興ビジョン推進事業に1億9101万8000円を計上した。さらに大雨被害対策として、市単道路新設改良事業に1億5565万円を予算化した。このほか、防災行政無線整備事業や防災備蓄品整備事業などへの事業費が盛り込まれた。
このうちの小淵沢エリア振興ビジョン推進事業は、2025年3月に県が策定した「小淵沢エリア振興ビジョン」に基づき、小淵沢ブランドの確立と高付加価値化を図るため、官民連携による事業を展開する取り組み。
今補正案には、ソフト事業や拠点整備事業、インフラ事業の3つの事業に分けて事業費を盛り込んだ。
拠点整備事業は、スパティオ小淵沢拠点整備事業に1000万円を計上した。内容は、小淵沢エリアの拠点となる宿泊施設や広場等の整備に伴う実施設計費に充てる。
インフラ事業は、小淵沢エリアの回遊性向上や景観形成のため、道路整備や電柱地中化整備などに係る詳細設計費として1億4797万2000円を盛った。
大雨による被害対策として進める市単道路新設改良事業は、大泉町西井出地内の市道西井出1号線と、大泉町谷戸地内に位置する市道大泉谷戸47号線に費用を充当する。
このうちの市道西井出1号線では、23年7月に発生した大雨の影響により、あらい橋の橋台が洗堀した。現在は詳細設計が完了しており、今後は用地買収と支障家屋等の補償を進める。
一方の市道大泉谷戸47号線は、大雨の影響により道路構造物が崩落し、現在通行止めの措置を行う箇所において橋梁工事等を進める。
防災行政無線整備事業は、25年度に無線機器の状況と難聴地域への対策に係る調査を行った。結果を踏まえて、更新時期を迎えた箇所に対し、市民への情報伝達体制の維持や強化のため、防災行政無線設備に係る計画的な更新に費用を充てるもの。26年度は親局や中継局、再送信子局設備等を予定している。
このほか、防災備品整備事業に100万円を予算計上した。内容は、道の駅こぶちさわ(小淵沢町2968-1)を対象に、災害時における観光客や道路利用者などの帰宅困難者に対応するため、備蓄品を保管する防災備蓄倉庫の設置に費用を充当する。
さらに、指定管理施設事業として1232万円を計上した。
内容は、現在工事着手中の「ふるさと交流施設すたま自然健康村増富の湯整備事業」について、現場の地中内から発見された転石の処分や、中東情勢の影響により建設資材の遅延が生じている。これらによる事業費不足への対応として、継続費の設定を変更するもの。
このほか、周遊観光促進事業に654万4000円、資料館施設運営事業に200万2000円、移住・定住・交流推進支援事業に199万1000円を計上した。
【写真=予算案を説明する大柴市長】
















