さいたま市は19日、6月定例会において大宮GCS(グランドセントラルステーション)化構想検討状況を報告した。2025年度に「骨格となる基盤計画(叩き台)」を公表しており、本年度は駅前広場の検討深度化や周辺計画との調整に取り組む見通し。多様な媒体を活用した情報発信や市民意見の把握・反映にも力を入れる考えだ。
議会に報告された資料によれば、本年度の取り組みは▽社会情勢に対応する方向性の検討▽早期実現及び実効性向上の検討▽大宮に求められる役割の整理▽検討成果や本年度の取り組みの整理・まとめ▽情報発信の充実と市民理解の促進――。
構想の骨格となる基盤計画に関しては、叩き台時点で3案を提示していた駅前広場の検討深度化に努める。新東西通路を含む周辺基盤計画との整合性や、再開発街区との調整も進める。
前回開催したまちづくり調整会議では、検討が長期化したことで事業の進捗を疑問視する声も挙がっていた。同構想は複数の計画が相互に関連するため、事業間の関連性を必要最小限に見直すことで、事業効果の早期実現を目指す考えだ。
社会情勢が想像を上回る速度で変化している状況もあり、その影響に左右されない「大宮に求められる役割」を抽出。計画を早期実行できるよう柔軟性の向上と規模適正化を図る。段階的に事業を推進していくなど実効性を高める検討を行う。
大宮GCS構想は駅周辺まちづくり・交通基盤整備・駅機能高度化の三位一体で大宮駅周辺を再整備するもの。駅周辺では複数の再開発事業が計画されており、それらとも整合性を持つ構想を検討している。
















