県は「利根川橋梁(仮称)」の暫定2車線での先行整備について、2027年度末までに詳細設計を完了し、42年度の完成を目指す。利根川橋梁は、柏市小青田と茨城県守谷市大柏を結び、都市軸道路の一部を構成するもので、茨城県との共同事業として進めている。全体事業費は約498億円(うち千葉県分約263億円)。両県とも事業に必要な用地の取得を完了しており、詳細設計をまとめた後、それぞれ取り付け部の整備に着手。千葉県による渡河部の整備を経て、橋面の整備や現道すり付けなどを行い、完成に至る想定。
都市軸道路は、埼玉県三郷市から千葉県を経由し、茨城県つくば市をつなぐ計画。利根川を渡河する利根川橋梁は、延長約3・5km、暫定2車線の計画幅員12m。道路規格は4種1級。設計速度は60km/h。
橋長の内訳は、千葉県側取り付け部約1・6km(地上部約0・4km含む)、渡河部約0・9km、茨城県側取り付け部約1km。
千葉県側取り付け部の構造は▽川端調節池部=3径間連続鈑桁75m、3径間連続鋼床版箱桁約350m▽田中調節池部=4径間連続少数主桁240m、4径間連続少数主桁約245m、4径間連続少数主桁約242m、2径間連続合成鈑桁約41m。
渡河部の構造は、2径間連続鋼床版箱桁約260m、3径間連続鋼床版箱桁約387m、2径間連続鋼床版箱桁約250m。
茨城県側取り付け部の構造は▽稲戸井調節池区間=鋼5径間連続少数鈑桁260m、鋼4径間連続少数鈑桁240m▽稲戸井調節池堤防区間=鋼3径間連続鋼床版箱桁241m▽本線区間=鋼3径間連続鋼床版箱桁293m、鋼2径間連続少数鈑桁68m▽本線・ランプ区間(本線区間と並行)=鋼2径間連続少数鈑桁約110m。
渡河部の下部工のみ、つくばエクスプレスと一体で03年度に整備済み。なお、交通量の増加により完成形(4車線)とする際には補強が必要となる見込み。
柏土木事務所は「地方道道路改築委託(利根川橋梁(仮称)取付部詳細設計)」の総合評価方式一般競争入札手続きを進めており、8月3日に開札するほか、23日には「県単道路改良委託(利根川橋梁(仮称)渡河部詳細設計)」の総合評価方式一般競争入札を公告した。
取付部詳細設計では、千葉県側の取付高架橋約1・2kmの詳細設計をまとめる。委託期間は28年3月24日まで。
渡河部詳細設計の入札では、7月9日まで資格確認資料および技術資料の提出を受け付け、23日に入札参加資格確認結果を通知。8月19日と20日に入札書の提出を求め、21日に開札する。入札参加資格は、県内に本店または営業所を置き、県の建設工事等入札参加業者資格者名簿で土木関係建設コンサルタント業務に登載され、過去15年間に国、県などが発注した同種・類似業務の履行実績を有することなど。
業務では、渡河高架橋0・89698kmの詳細設計を行う。委託期間は28年3月3日まで。
茨城県も年度内に詳細設計委託
茨城県は、取り付け部の詳細設計2件のうち、稲戸井調節池堤防部から都市計画道路供平板戸井線接続部までの0・3505kmを対象とする「橋梁詳細設計業務委託(利根川橋梁(仮称))」の総合評価方式一般競争入札を19日に公告した。7月7~9日に競争参加資格確認申請書、31日~8月4日に入札書の提出を求め、8月5日に開札する。委託期間は330日。予定価格は1億9550万3000円。
入札参加資格は、土木関係建設コンサルタント業務に関する茨城県建設コンサルタント業務等入札参加資格審査要項に基づく一般競争入札参加資格の認定を受け、国内において国、地方公共団体、特殊法人などが発注した同種業務を元請けとして16年4月1日~26年3月31日に完了した実績を有することなど。
常磐自動車道(仮称)守谷SAスマートインターチェンジの新設に伴い、位置関係を早急に整理する必要があることから、先行して当該区間の詳細設計を委託する。
残る区間の詳細設計については、9月までに委託する予定だ。委託期間は約12か月。
















