県桐生土木事務所(寺内久夫所長)は、2026年度の事業概要を示した。桐生市梅田町で進める県道上藤生大州線(梅田工区)の孤立対策事業において、落石対策工事に向けた設計業務を2件委託し、同線に位置する津久原橋の補強工事を実施する。いずれも7月中に公告する。また、桐生市黒保根町の県道根利八木原大間々線の川久保橋においても耐震補強工事を行う。8月ごろの公告を予定する。
県道上藤生大州線(梅田工区)は、道路法面の浸食が進行している現況。台風や集中豪雨などが発生した際に、落石や土砂崩落が発生して道路が寸断され孤立集落が発生する恐れがあるため、孤立対策工事を計画した。委託する設計業務では、2カ所を対象に法面整備に向けた落石対策を講じていく。また、同線の孤立対策事業の一環として、津久原橋を対象に補強工事を行う。
同橋は梅田町5丁目地内に位置し、1964年竣工、延長16・45m、幅員4mの単純鋼H桁橋。設計は2025年度にエイト日本技術開発(東京都中野区)へ委託した。同橋は架設から60年以上が経過し経年劣化が進んでおり、地震などの災害時に桁の崩落などを防ぐため、耐震補強をメインに行い、通行機能を維持することを目的として工事を進める。
また、黒保根町上田沢地内の県道根利八木原大間々線に位置する川久保橋を対象に耐震補強工事を行う。橋の規模は延長16・6m、幅員6・8mの単純PC中空床版橋となっている。下部工は重力式橋台および壁式橋脚により構成され、上部工の構造はプレテンションホロー桁橋としている。耐震補強工事は、4カ所で縁端拡幅を実施する。設計は開発虎ノ門コンサルタント(東京都新宿区)が受託した。同橋は建設から58年が経過しており老朽化が著しい。災害時に桁の崩落などを防ぎ、通行機能を維持して緊急輸送道路の耐震補強3カ年プログラムに基づく耐震対策を図るため工事を推進する。
このほか、国道122号渡良瀬幹線道路(新里笠懸工区)では、都市計画決定手続きに着手する。12月中の都市計画決定取得を目指して各種準備を進める。同工区の整備区間は、国が整備を進めるみどり市笠懸町鹿地内の国道50号バイパス前橋笠懸道路から、桐生市新里町を抜けてみどり市大間々町桐原地内の国道353号桐原宿交差点までを結ぶ延長4・1㎞となる。
前橋笠懸道路からみどり市道1級1号線までを片側2車線道路(道路幅員22m)、同市道から主要地方道前橋大間々桐生線までを片側1車線道路(道路幅員14・5m)として整備する。主な工事としては、上毛電気鉄道を越える跨線橋を架設する。また、交差点を7カ所整備するほか、調整池を3カ所新設し、一部で函渠の築造工事を行う。
















