国土交通省は、更新時期を迎える国管理の堰や水門、排水機場などの重要河川施設について、優先的に更新や改修を行う「急所施設」の抽出・選定方法を整理した。施設の重要度や老朽化の状況を踏まえ、更新や改修、機能強化などの対策を進める。
方針は24日に開いた「重要河川施設の機能喪失回避のための施設マネジメント検討会」で報告したもの。検討会では、国管理の河川施設を対象に、重点的に対応すべき施設の選定方法や維持管理について議論した。
急所施設については、背後地や氾濫域の被害の大きさ、社会に及ぼす影響、代替性・冗長性などを踏まえ判断する。
優先順位は、ゼロメートル地帯やデルタ地帯などの地形特性、影響人口や重要施設の有無といった土地利用特性、施設規模などを総合的に評価して決定する。
実施に当たっては、整備年度や点検結果などから老朽化の度合いを把握し、更新、改築、機能増強などの優先度を整理する。施設の役割に応じて治水・利水、内水・外水などに分類し、詳細評価を行った上で対策メニューを決定する。
維持管理の手法は、担い手不足を踏まえ、センサーやIoTによる常時監視、水中ドローンなどを活用した点検を推進する。更新・改築に当たっては、機能向上や予備機の導入、設備の広域運用に加え、点検や更新が容易な構造・設備方式への転換を進める。
報告書は若干の修正を加えた上で公表する。

















