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栃木県大田原土木事務所

大田原土木の461号黒羽BP、那珂川にPCエクストラドーズド橋、左右岸の用地測量を発注

2026/06/26 栃木建設新聞

 県大田原土木事務所は大田原市の国道461号黒羽バイパスの整備で、1級河川那珂川に左右岸からアプローチする一般部と市道との立体交差の函渠工詳細設計を実施。今年度は左右岸アプローチ部の用地測量を発注する。那珂川橋梁(仮称・新那珂橋)は予備設計で、有識者検討会がPCエクストラドーズド橋を選定。アプローチ部の進捗状況を踏まえて、詳細設計の発注時期を検討する。黒羽バイパスは今年度から国庫を充当。優先区間は西側の現道分岐から東は主要地方道那須黒羽茂木線まで1500m。事業費に60億円を試算し、橋梁工事230mに35億円を投入する計画。

 PCエクストラドーズド橋は、斜張橋と桁橋の間を補う新しい構造が特徴。斜張橋と比べ低い塔と斜材で形成されたプロポーションを持つ。活荷重に対し主桁が抵抗する割合が高く、斜材の応用変動が小さい。県管理道路の採用は初めて。

 那珂川橋梁は2025年度、有識者で構成する一般国道461号黒羽バイパス(仮称)新那珂橋景観検討員会で候補の4橋種を比較検討した。

 橋梁デザインコンセプトは、歴史ある城下町黒羽の象徴「那珂橋」に並び立つ那珂川の自然や景観と調和。現道の那珂橋から下流約300mの1級河川松葉川合流部付近に架設を計画。新橋は産業・観光など地域活性化に資する新たなランドマークとして有識者検討会に4つのタイプを提案。

 4橋種は鋼2径間斜張橋、PC2径間エクストラドーズド橋、鋼3径間トラス橋、PC3径間アート橋。

 バイパスの優先区間のうち主要交差点は、南金丸の現道分岐と右岸側に国道294号、左岸側は那須黒羽茂木線まで延長が1500m。294号は付加車線設置に伴い交差点部を河川から離し西側に整備。294号の法線を西側に移設する。

 右岸側函渠工は那珂川の河岸段丘の勾配を考慮しバイパスを盛り土して市道交差点1カ所と立体交差。左岸側では那珂川取り付け部の高低差を踏まえ盛り土形式。市道交差2カ所は函渠を施工し立体交差する。

 24~25年度にかけて路線測量と道路詳細設計を実施。測量を日研測量、道路詳細設計と函渠工詳細設計は右岸の西側をシー・アイ・エス、東側左岸は富貴沢建設コンサルタンツ、橋梁予備設計を三井共同建設コンサルタントが担当。

 橋梁架設の松葉川左岸には旭ヶ丘団地が所在。松葉川左岸に沿った西側と旭ヶ丘団地東側にアクセスする2カ所の市道をバイパスが盛り土形式で立体交差する。

 計画幅員は12m。車道3・25m×2車線の両側に路肩兼自転車通行帯1・5m。歩道は北側に2・5m確保する。

 461号は第1次緊急輸送道路に指定。産業・経済活動を支え、災害発生時には救援活動や物資輸送に利用される幹線道路。

 黒羽市街地の461号は道路幅が6~7m程度と狭く屈曲。那珂川を渡河する那珂橋は1933年の架設で、すでに93年が経過。設計荷重は6㌧と荷重不足に加え、老朽化による損傷や大規模災害時の寸断なども懸念。定期的な修繕工事を行い、長寿命化対策を実施している。

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