県富岡土木事務所(一倉史孝所長)は2026年度の主要事業概要を示した。富岡市上高尾地内で進める西毛広域幹線道路(安中富岡工区)で行う山寺入橋の上部工工事を8月ごろに大型工事として一般競争入札で公告する。また、同工区では切土工や盛土工の発注準備を進めており、盛土工2万5000立方mを早ければ月内に一般競争入札で公告を予定する。また、9月には切土工1万立方m、路床工1000立方mを計画する。
西毛広域幹線道路(安中富岡工区)は、全体計画6・3㎞で計画。うち富岡土木事務所は1・6㎞を担当する。山寺入橋の本年度発注内容は上部工の桁製作・架設を予定している。1本当たり34・7mの主桁を各径間ごとに4本ずつ、計12本架設する。主桁は桁高2・3m、上幅1・3m、下幅70㎝で製作。主桁は77・4tの鉄筋と553・3立方mのコンクリートを使用する。また、φ12・7㎜のPC鋼材60本を使用し緊張させ、グラウトを注入して仕上げる。横組は6・8tの鉄筋と95・6立方mのコンクリートを使用。φ21・8㎜のPC鋼材を78本使用し、緊張させグラウトを注入する。同橋は、上高尾地内のくぼ地を跨ぐ橋長105・5m、幅員11mの3径間PCポストテンションコンポ桁橋。なお、A1、A2橋台、P1、P2橋脚はすでに完成している。詳細設計は近代設計(東京都千代田区)がまとめた。
このほかの主要事業は次の通り。
【県道下仁田軽井沢線(和美峠工区)現道拡幅事業】
全体延長3600mのうち、下仁田町西野牧地内で上信越自動車道と交差する540mを優先的に進めるため事業着手。幅員は車道幅員4mから車道幅員6mに拡幅する。本年度は補強土壁工延長70mを予定する。
【内匠地区地すべり対策事業】
富岡市内匠地内で実施する。令和元年東日本台風によって甚大な被害を受けた地区であり、地すべりの指定範囲は約5万㎡。本年度工事内容は分割2号として施工延長43・2m、現場打法枠工、水路工などを実施。分割3号は施工延長67・6m、現場打法枠工、ふとんかご、水路工など、分割4号は施工延長50m、現場打法枠工、水路工など。全体計画では▽排土工=4000立方m▽集水ボーリング工=9カ所▽法面工(現場吹き付け法枠工)=約4200㎡▽排水工(U字溝)=約120m▽明暗渠工(コルゲートフリューム)=約300m-を計画している。雨水などは内匠川に排水する。設計は日本サーベイ(藤岡市)が手掛けた。
【栗山川砂防メンテナンス事業】
下仁田町栗山地先にある栗山川1号堰堤の補強工事を推進する。既存堰堤は堤長25m、堤高8m、水通し幅10m、天端幅1・8mで表面は石積み。既存堰堤の上流側を増し厚で補強する。24年度から左岸側の堰堤補強工事を行い、25年度も引き続き左岸側の堰堤補強工事と付け替え道路の設計を実施した。本年度は、付け替え道路の工事を実施する予定。設計は三陽技術コンサルタンツ(前橋市)が担当した。来年度以降の工事は、右岸側の堰堤補強工事を実施予定となる。
【内匠東地区がけ崩れ対策事業】
富岡市内匠地内で事業を進めている。急傾斜地崩壊危険区域である内匠東地区で計画する対策工の区域延長は275m。全体計画では、重力式擁壁工延長70m、杭式防護柵工225mおよび法枠工約470㎡の対策を実施する。急傾斜地の崩壊による人的被害を防ぐことを目的としている。本年度施工は▽工事用道路=150m▽杭式防護柵工=62m、端末支柱2本、中間支柱10本、金網198㎡▽重力式擁壁=70m-などとなる。来年度以降の工事は、法枠工266㎡などを実施予定としている。
















