厚生労働省新潟労働局(黒部恭志局長)は全国安全週間(7月1日~7日)中の3日、黒部局長による公開安全パトロールを実施した。今回は新潟市西区で工事が進む「ナミックス新潟的場新工場STEP1新築工事」の現場が対象となった。施工者は竹中・廣瀨建設共同企業体。
同パトロールは、労働災害防止活動の推進を図り、安全に対する意識の高揚と職場の安全活動のより一層の向上に取り組むことを目的に実施。今年で99回目となる。
約150人が参加した朝礼で、黒部局長は「建設の仕事では一つ一つの作業の確認や注意、一回一回の声掛けによって『災害ゼロ』が守られている。慣れた作業だからとは考えずに、今日も基本に忠実に安全第一で作業を進めていただければ」とあいさつ。熱中症対策の重要性を強調し「小まめな水分・塩分補給が大事。喉が乾く前に飲むことが重要なポイント」と述べ、適切な休憩も心掛けるよう呼び掛けた。また建設業では墜落・転落災害が多いことから「可能性があるところは徹底的に排除することが基本。フルハーネスの着用など基本の徹底をお願いしたい」と述べた。
その後、竹中工務店の加藤拓郎作業所長らが現場を案内し、工事の進捗状況や安全対策、現場における福利厚生の取り組みなどの説明を受けた。
パトロールを終えた黒部局長は「特に高齢の方が楽しそうに元気に働いている姿が非常にうれしく思った。やりがいが出るような労働条件を整えているため、現場の士気も上がっているのではないか」と説明。さらに鉄筋結束の自動化ロボットをテスト運用し、ドローンによる現状地盤レベル計測を行っていることに関心を示し、魅力を発信することで求人倍率が高い建設業の人手不足対策にもつながると話した。
パトロールの対象となった新工場は、建設地が新潟市西区北場字立野787番1で、敷地面積5万4135・95㎡。施設規模はS造2階・塔屋1階建て、延べ床面積2万577・35㎡。生産棟、危険物貯蔵所、守衛棟で構成する。工期は2027年8月末まで。STEP1の竣工後は、引き続き敷地内でSTEP2の工事が始まる見通し。
6月末までに総労働時間約30万時間、延べ作業員約2・8万人を投入し、進捗率は約32%。鉄筋や鉄骨、圧送ポンプ工事を中心にインドネシアやベトナムの外国人労働者も働いている。現場は完全週休2日制で、祝日や夏季・冬季休暇も確保する。CCUSを導入しており、タッチ率は100%。熱中症対策では「IceHouse」を設置して、無料でかき氷を提供しているほか、スポーツドリンクの割引販売や給水スポットを設ける取り組みなどを実施中だ。
【写真=説明を受ける黒部局長(右から2人目)、関係者が現場で記念撮影】
















