未利用の公共施設活用で甲州市は、旧塩山北中学校を複合施設とすることを検討する。2026年度6月定例市議会で高畑一幸議員の質問に市が明らかにした。地域からの要望を受けた対応で、一案として庁内で話し合う。旧大和自然学校については文化財保管庫として活用することが決まり、現在準備を進めている。
旧塩山北中は1984年2月建設で、施設全体の床面積は3383㎡。2025年度に塩山中と統合した。同校体育館は2012年度に改築しており、指定避難所になっている。
市担当者は同校施設の今後について、「地域からの要望もあった直売所や果実加工施設、福祉関係施設などの複合施設の可能性について研究している」と明らかにし、「地域活性化の核となるよう取り組みを進める」と、意欲を示した。高畑議員は防災拠点や診療所として活用することも選択肢に入れるよう求めた。
同校の活用については閉校前の22年度、地元区長が中心となり検討会を設置。住民アンケートなどを実施した後23年11月、同検討会から市に要望書が提出された。市は26年度、庁内で旧学校施設活用検討部会を立ち上げ、旧塩山北中と旧大和中の利活用について協議を始めている。26年3月に閉館した旧大和自然学校について市は「本年度市内施設に点在する文化財資料を集約する予定」と、活用策が決まり準備を進めていると答弁した。
旧塩山北中の活用についての考えを問われ鈴木幹夫市長は「複合的な施設として整備するにしても、どのような業種のテナントが入っていくのか選択肢はさまざま。現在地域商社の設立を進めているが、将来的には地域商社が何らかの事業を実施する場所として活用することも考えている」と答えた。

















