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茨城県水戸土木事務所

交通・防災基盤を強化/那珂川大橋橋脚に重点/主要事業

2026/07/09 日本工業経済新聞(茨城版)

 県水戸土木事務所は2026年度、道路ネットワークの強化や河川改修、防災・減災対策を柱に主要事業を推進する。国道123号那珂川大橋架替事業では、本格的な橋梁工事として橋脚築造に着手するほか、大洗友部線や石岡城里線、玉里水戸線の各バイパス整備を進め、産業拠点や高速道路へのアクセス向上を図る。河川では桜川(沢渡川)や涸沼川の改修を継続し、偕楽園公園の魅力向上や橋梁耐震補強にも取り組み、安全・安心な社会基盤の整備を加速させる。

【国道123号那珂川大橋架替事業(常陸大宮市野口~城里町御前山)】

 架設から75年以上が経過した那珂川大橋の架け替えに向け、本年度は用地補償を進めるとともに、橋脚1基の下部工事や仮桟橋下部工事を実施する。事業費には15億円を計上した。

 全体計画は延長600m(うち橋梁部320m)、幅員12m(2車線)。新橋の上部工形式には、県内初となる3径間連続PCエクストラドーズド橋を採用する。常陸大宮市側で施工するP1橋脚はオリエンタル白石・株木建設・桐原工務店JVが担当し、工期は29年3月15日まで。

【大洗友部線バイパス事業(茨城町小鶴~笠間市仁古田)】

 大洗町と笠間市(旧友部町)を結ぶ幹線道路で、全体計画約7㎞のうち、西側約6・2㎞が供用済み。現在は残る約0・7㎞区間の整備を進めている。

 本年度は事業費2億2000万円を充て、道路改良舗装工事に取り組む。茨城中央工業団地や北関東自動車道茨城町西ICへのアクセス向上を図り、企業立地の促進につなげる。

【石岡城里線バイパス事業(笠間市安居~長兎路)】

 岩間工業団地や茨城中央工業団地(笠間地区)へのアクセス路線として、用地補償や道路改良を進める。笠間市安居地内の延長300mを対象に、盛土工1600立方m、排水工500mの道路改良工事を9月までに公告する予定。水戸市三野輪町~谷津町区間約1・3㎞区間では、用地測量と用地補償を実施する。

【玉里水戸線バイパス事業(小美玉市先後~小岩戸~堅倉)】

 現道は幅員が狭く屈曲部も多いため、交通の円滑化を目的にバイパス整備を進める。本年度は用地補償と道路改良舗装工事に5000万円を計上。7~9月には倉地内の歩道新設工事と宮田地内の道路法面整備工事の2件を発注する予定。全体計画は延長2220m、幅員15m(2車線)。

【桜川(沢渡川)河川改修事業(水戸市千波町~見川町)】

 これまでに千波大橋から桜川橋まで約4・2㎞の河道整備と見川調整池の暫定整備が完了した。支川・沢渡川では、JR偕楽園駅周辺の冠水対策として暫定排水路を整備。現在は猩々橋上流で河川改修を進めるとともに、流下能力向上に向け、橋梁部をショートカットする捷水路整備を推進している。本年度は沢渡川の護岸工、地盤改良、河道掘削を継続して実施する。

【涸沼川(笠間・中流)河川改修事業】

 笠間工区では、JR水戸線から野廊橋までの2・4㎞区間のうち、笠間市街地内約1・3㎞を「ふるさとの川モデル事業」として、沿川の土地区画整理事業と連携しながら整備を進めている。残る約1・1㎞区間についても河川改修を継続する。

 中流工区(笠間市南小泉~下市毛)では、JR常磐線から新宍戸橋までの区間で改修を重点的に推進。14年10月の台風18号による浸水被害を踏まえ、17年度から上加賀田地先など流下能力が不足する区間で河川改修を進め、浸水被害の軽減を図っている。

【偕楽園公園整備事業(水戸市常磐町)】

 偕楽園公園の魅力向上に向け、園路整備(約80㎡)や門扉改修など計3件の工事を実施する。8月ごろに一般競争入札を公告し、工期4~5カ月での完成を見込む。

【既設橋梁の耐震補強事業(大洗町ほか)】

 既設橋梁の耐震性能向上に向け、大洗袖ケ浦橋(上下線)やJR水戸線を跨ぐ諏訪跨線橋で耐震補強工事を進める。

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