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30年度までに滑走路延長など/百里基地に空中給油機配備で

2026/07/10 日本工業経済新聞(茨城版)

 防衛省は、航空自衛隊百里基地への空中給油・輸送機(KC-46A)の配備に向け、約3000m以上を念頭とした滑走路延長をはじめ、整備格納庫や燃料関連施設などの整備を計画する。2030年度の運用開始までに必要な施設整備を完了させる方針だ。26年度は滑走路延長の基本検討や各施設の調査・設計に着手し、27年度以降は貨物ターミナルなど関連施設の整備検討などを予定する。

 防衛省では、KC-46Aの配備先について、航空自衛隊の飛行場(基地)を対象に総合的に検討・評価を行った結果、南西地域や太平洋側への展開能力に加え、駐機場や格納庫など必要施設を整備できる用地を確保できるなどの条件を満たす飛行場は百里基地のみだった。

 26年度から、滑走路延長と受電所改修の基本検討を実施するほか、整備格納庫、燃料系統格納庫、燃料タンク、洗機場、駐機場、ハイドラント新設、誘導路改修に向けた調査・設計を行う。27年度以降には、貨物ターミナル、シミュレータ受入施設、電子整備場などについても順次、調査・設計に着手する予定だ。

 防衛省では、 現在、6機のKC-46Aを保有しており、鳥取県の美保基地で運用している。27年度までにさらに9機を取得し、計15機の配備を予定している。25年度までに予算計上した10機は美保基地への配備を調整中。残りの5機について百里基地への配備を計画する。このうち2機については、26年度予算に取得経費を計上し、30年度に百里基地への配備される予定。残りの3機の配備時期については、現在のところ未定。2機の配備に伴い、操縦者や整備員・管理要員など約60人程度の人員増を見込む。

 また、KC-46Aの運用に当たっては、民航機への影響を及ぼさないよう進入のタイミング等を調整するため、現時点で配備による茨城空港への影響はないと考えているが、将来的な民航機との供用には、茨城空港を利用する民航機の運用に支障が生じないよう、関係機関と調整する。

 KC-46Aは、ボーイング767を改修母機として開発された空中給油・輸送機で、愛知県の小牧基地に現在配備されているKC-767と比べ、最大搭載燃料が約1・5倍に拡張されているほか、受油機能を有するほとんどの機体に給油が可能。

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