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栃木県河内農業振興事務所

河内農振、赤沢川2件近く公告、根川頭首工、刈沼川は8月

2026/07/11 栃木建設新聞

 県河内農業振興事務所は、県営農業農村整備事業を6地区で推進する。赤沢川(上三川町)は水路工事2件の条件付き一般競争入札を7月中旬ごろ公告。宇都宮市の西鬼怒川の根川頭首工は堰本体やゲート開閉器交換などの補修工事1件、農地整備の刈沼川は水路付帯工事1件を8月前半をめどに公告する。事業化に向けた計画調査は農地整備の幕田西部、水利施設整備の九郷半用水。幕田西部は約30haの計画を樹立。九郷半用水は排水断面設計を進める。今年度事業費(2025年度補正予算含む)は約3億2500万円。

 各地区の今年度事業費は赤沢川1億7151万円、根川頭首工6016万円、刈沼川7500万円。幕田西部、九郷半用水は各420万円。農地整備の海道(宇都宮市)は1000万円。

 赤沢川(下蒲生、五分一)は田川左岸合流部の排水樋管を下流に移し、延長約700mの導水路を堤防沿いに築造する計画。25年度は樋管設置とゲート製作据え付け工事を実施した。

 今年度は田川に蒲生橋が架かる町道1-11号線交差部を含む前後区間の水路工2件を発注。水路の標準断面は幅5m×高さ2・3mの3面張りL型水路。

 第1工区は町道交差部のボックスカルバート工(幅5m×高さ2・3m、延長約16m)と下流の開水路約70m、第2工区は交差部上流の開水路約70mを施工する計画。概算工事費は第1工区9500万円、第2工区7000万円を見込む。

 工期は27年3月まで。27年度は樋管~町道交差部区間で実施箇所を定め水路工を進める予定。

 根川頭首工(宮山田町)は県道藤原宇都宮線西側に位置し、西鬼怒川の左岸に分水。設置から約60年が経過しコンクリート固定堰部分が老朽化。土砂吐きと取水ゲート設備の作動不良も確認されている。25年度に実施設計を宇都宮測量に委託。今年度に工事を完了させる。全体事業費は約7430万円。

 現況はコンクリート固定堰幅7・7m×高さ1・55m。洪水吐きは鋼製ベベル式ローラーゲート幅4・5m×高さ1・55m×1門。取水ゲートは鋼製手動スライドゲート幅2m×高さ0・8m×3門。

 工事はひび割れや摩耗があるコンクリート部全体を補修。取水ゲートは3門とも交換し開閉器は2門を電動式、1門を手動式に更新。洪水吐きゲートは交換せずに再塗装し、開閉器を電動式とする計画。水密ゴムを交換する。概算工事費は約6000万円。

 刈沼川(刈沼町、氷室町)は水路付帯工事。下流の幹線排水路(幅1200~3000㎜×高さ600~900㎜、U型柵渠)の低版にコンクリート2次製品を設置するほか、生態系保全地などの補完工を併せて発注する。概算工事費は約6000万円。

 事業区域は南北に細長く、幹線排水路の工事は27年度に上流区間を計画している。

 海道は換地業務を進め27年度事業完了を目指す。

 調査計画の幕田西部は子ども総合科学館の南で国道121号、姿川に囲まれた約30haの未整備農地。計画を樹立し27年度の事業着手を目指す。

 九郷半用水(中岡本町、白沢町)は西鬼怒川の久郷半堰から取水。受益面積約800ha。1933~74年の造成で総延長18・4㎞。このうち25年度までに4区間合計約3・35㎞、堰5カ所(ゲート8門)の機能診断と保全計画策定を第一測工に委託した。

 今年度は保全計画を策定していないJR宇都宮線の上流約1・5㎞区間について雨水流量などを調査し、望ましい断面を検討する。今年度調査区間は大雨時に水が溢れ、地元から改善を求める声が上がっている。2~3年後の事業化を目指している。

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