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ルートなど調査・検討/内外房間80kmに導管敷設/首都圏CCS

2026/07/14 日刊建設タイムズ

 首都圏CCS㈱(千葉市中央区問屋町1―35)は、九十九里沖のCCS事業(二酸化炭素貯留事業)において、日本製鉄㈱東日本製鉄所君津地区(内房、京葉臨海工業地帯)と貯留区域(外房、九十九里沖)を結ぶ、陸上CO2幹線パイプライン約80kmの敷設ルートなどの調査・検討に取り組んでいることを明らかにした。幹線パイプラインの最大輸送能力は、年間500万t。

 検討内容は、敷設ルートのほか、圧力・温度等の運転仕様、パイプラインの仕様など。調査内容は、埋設物、交通量、渋滞シミュレーション、地盤など。

 候補ルートの沿線市町は、君津市、木更津市、袖ケ浦市、市原市、長柄町、茂原市、白子町、大網白里市、九十九里町。沿線市町からの理解を求めていく。

 貯留区域は、2025年9月17日に経済産業省から特定区域として指定を受けた。


九十九里沖で試掘/貯留へ地層を確認


 6日には、CO2の貯留に適した地層の存在を確認するため、九十九里沖合約5km地点で試掘1坑目「九十九里沖J―1(深度約1900m)」の作業を開始した。試掘期間は10月までを見込む。

 試掘については、4月15日に経済産業省から許可を受けた。上総層群大原層の遮蔽層と、浪花層から黒滝層までの貯留層・遮蔽層を目的層とし、ジャッキアップ型掘削バージを用いて実施する。

 1坑目完了後は、沖合約13kmの位置に移動し、試掘2坑目「九十九里沖J―2(深度約1600m)」の作業を開始する見込み。期間は10月から27年1月の予定。

 試掘後は、貯留量・安全性の評価と設計を実施し、貯留事業の許可申請を経て、開発工事へ着手する見込み。工期は4~5年の想定。30年代初頭のCO2貯留事業の開始を目指す。

 首都圏CCS㈱は、㈱INPEX(東京都港区赤坂5―3―1)と関東天然瓦斯開発㈱(茂原市茂原661)の合弁会社。

試掘区域と坑井の位置図 陸上CO2幹線パイプラインの候補ルート

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