県測量設計業協会南信支部(松村忠次支部長)は9日、県富士見高等学校で測量実習を行った。担い手確保を目的とした恒例行事で、昨年からは従来の3年生に加え、対象を2年生まで拡大。松村支部長は「皆さんの中から、私たちと一緒に、この地域を支えてくれる仲間が生まれてくれたらうれしい」と思いを伝えた。
2年生を対象とした午前中の実習には、園芸科の38人が参加。農業機械や溶接などの資格取得に向け学んでいるが、測量分野に触れるのは初めてだという。
座学の冒頭、松村支部長は「測量はまちづくりを行うための最初の仕事。地域を守り、未来をつくる仕事であり、災害への備えにも役立つ、人の暮らしに直接つながる、やりがいのある仕事。きょうはこの仕事が、どれだけ面白く、大切かを伝えにきた。将来、皆さんの中から、この業界の進み、私たちと一緒に、この地域を支えてくれる仲間が生まれてくれたらとてもうれしい。勉強というよりも、楽しんで体験してほしい」と呼び掛けた。
続いて緑地計画(駒ヶ根市)の福澤浩代表取締役が講師を務め、測量・設計の仕事の内容や、測量の方法などを丁寧に解説。自身の経験を交えたユーモアあふれる講義に、生徒たちは熱心に聞き入っていた。福澤氏は「進路選択の一つとして、それぞれの心の引き出しにこの仕事を置いておいてほしい」と伝えた。
その後、屋外での実習に移り、レベルを使った測量作業を実施。講師役の支部会員が生徒一人ひとりに声を掛けながら、あたたかく指導していた。ある会員は「高齢化や担い手不足で、将来、この地域のインフラをこれまで通り守っていけるのか本当に心配。この実習の段取りはとても大変だが、少しでもこの業界に興味を持ってもらえると思えばがんばれる」と話した。
午後には3年生12人が実習に参加し、測量に対する理解を深めた。
















