県芳賀農業振興事務所は、県営農業農村整備事業を9地区(計画調査3地区)で推進する。2026年度事業費は約13億円(25年度補正予算含む)。農地整備の芳賀町北部第2は圃整工約22haを6分割し、さく井工1件を発注。芳賀町北部第2の工事7件と車堰(真岡市)の改修、ゲート操作機器据え付けの2件は今月下旬をめどに公告または指名通知する。着工は農地整備の里西・星の宮(益子町)、中山間地域総合整備の茂木。里西・星の宮は約11haの圃整工を9月以降に入札。茂木は堂下堰改修と赤沼堰揚水機改修を月内、石畑地堰揚水機改修を9月ごろに発注する方針。
芳賀町北部第2の26年度事業費は5億2400万円。圃整工は五行川右岸で県道宇都宮茂木線バイパス沿いの約22ha。
面積は北側の第1工区4・8ha、第2工区2・1ha、第3工区4・6ha、第4工区3・9ha、バイパス南側の第5工区4・4ha、第6工区2・8ha。
第2工区には北側の水門転倒ゲート設備工事を含んで発注する予定。第7工区さく井工は第1工区の北西側。揚水機1基も設置する。第1~5工区は条件付き一般競争、第6~7工区は指名競争入札。
27年度の圃整工は区域北東の祖母井北地区を中心に進める予定。
里西・星の宮は24年度に事業着手。面積26・4ha。区域は南北に細長い水田の西谷地域14・7haと県道塙芳賀線を挟んだ畑地のケカチ地域11・7haに分かれる形。総事業費は9億1800万円。事業期間は30年度まで。
水田は盛り土し暗渠排水工を全域に施工。多様な作物に対応できる地下かんがいシステムを導入する。畑地は用水路をパイプライン化し、幅6mのアスファルト舗装道路を整備する計画。
26年度は1億9000万円。圃整工は畑地から着手。一括または分割発注を検討中。27年度は水田の工事に移行。25年度に水田の盛り土に使用する土を置くヤードを広域農道沿いに設置した。
車堰は3億2000万円。五行川の堰で両岸は二宮遊水地。幅27・2m、高さ2・9mのラバー堰。破損したラバーを更新する。上部工(ゴム引袋製起伏堰製作据付工事)は契約済み。
堰改修工事は上部工設置に必要な仮設進入道路の築造や河川内の締め切りを実施する。ゲート操作機器据え付けは左岸機械室のブロア装置や操作盤などを更新する。堰改修は一般競争、操作機器は指名競争入札。26年度内の完了を目指す。
茂木は逆川流域を中心に17地区で用排水施設、農道など農業生産基盤を整備。事業期間は33年度まで。総事業費は約20億円。
農業生産基盤は用水路・排水路12地区180路線約4万2000m、取水堰5地区11カ所、揚水ポンプ4地区6カ所、農道2地区9路線2463m。圃場は下菅又の1カ所で約1・5ha。情報基盤施設を4地区で整備する計画。
26年度は2億273万円。堂下堰(飯上)は上部のラバーを更新し、開閉装置を改修する。更新後の規模は幅6m×高さ0・9m×1門。
赤沼堰(北高岡)、石畑地堰(飯下)は揚水機と電気施設を更新。赤沼堰は現在の縦軸斜流ポンプを水中ポンプ(φ200㎜、7・5kw)に変更する。
石畑地堰は今と同じ縦軸斜流ポンプ(φ300㎜、18・5kw)に更新。石畑地堰のポンプは製作に約10カ月を要するため設置工事は27年の稲刈り後を計画している。
堂下堰と石畑地堰は一般競争、赤沼堰は指名競争。7月には岩下堰(上神井)、馬渡堰(同)の実施設計を指名する考え。
農地整備の小泉・本沼(益子町)は1000万円。26年度に換地処分を終え事業を完了する予定。椎谷(市貝町)は900万円。繰り越し工事のため池改修を推進。今後は換地業務に移り27年度の事業完了を目指す。
計画調査費は水利施設の3地区。古立堰(市貝町市塙)に2400万円、猪の渕堰(芳賀町下高根沢)に2400万円、南部揚水機場(益子町長堤)に200万円を配分した。
古立堰は桜川の角落しのコンクリート固定堰、猪の渕堰は野元川の油圧式鋼製起伏ゲート堰。改修に向け26~27年度に調査を進める。土質調査は6月に古立堰を日本測地、猪の渕堰をパスキン工業が落札した。計画設計はそれぞれ7月に指名する予定。
南部揚水機場はポンプ2台や電気設備、パイプラインの更新を計画。計画設計業務は国土測量設計が担当。27年度の事業着手を目指している。
















