県沼田土木事務所は、片品村戸倉地内の戸倉4工区で進めているスノーシェッド整備事業について、スノーシェッドの下部工を月内に一般競争入札で公告する。これまでに第6ブロック(BL)の谷側の下部工が発注済みで、今回は第5BLの谷側下部工を施工する。工期は約9カ月を見込んでいる。設計については基礎地盤コンサルタンツ(東京都江東区)が担当した。
今回発注する第5BLの谷側下部工の新設工事は、深礎杭φ2m、延長9・5mを3本施工する。深礎杭のライナープレートは1本当たり面積約60㎡、鉄筋量は1本当たりで約2t、コンクリートボリュームが1本当たり約30立方mで整備を行う。駆体工は延長12m、高さ2・7m、コンクリートボリューム約140立方m。型枠の面積は約80㎡で、鉄筋量は約6tとなっている。今回の下部工整備では主に深礎杭施工時、バックホーとクラムシェル、クレーンの使用を想定している。
スノーシェッドは主要地方道水上片品線の石子根橋の北側300m地点を起点として路線の西側へ新設する。2023年度に着工しており、スノーシェッド新設工事を南側から進めている。全体の施工延長は約70m、高さは山側9・2m、谷側2・7mでの整備を計画している。
事業の進め方としてはスノーシェッド全体を北側から第1BL~第6BLに分割し、山側・谷側でそれぞれ下部工を新設、その後に上部工を行うこととなる。これまでに先行して実施した仮設法面工事のほか、第6BLを対象とした谷側下部工のみが発注済みとなっている。
今回発注する第5BL谷側下部工の後は、4BLの谷側下部工の施工を予定する。続けて①山側の下部工および上部工(6BL)②谷側の下部工(3BL)③山側の下部工および上部工(5BL)④谷側の下部工(2BL)⑤山側の下部工および上部工(4BL)⑥谷側の下部工(1BL)⑦山側の下部工(3~1BL)および上部工-の順番で発注を計画している。
戸倉4工区は、春の雪解けにより斜面の残雪が道路上に崩れ落ち、道路を分断するおそれがある箇所で、道路利用者から通行の安全を確保するため、雪崩による被害を防いでほしいとの声が上がっていたことから計画。事業の進捗状況は、25年度末時点の事業費ベースで仮設法面が進捗率100%。全体としては進捗率20%となっており、今後も順次事業を推進していく。
谷側の下部工整備を先行しながら進めつつ、山側での下部工整備と上部工整備を進めていく見通し。上部工の整備計画は、プレキャストPC上部工で、厚さ600㎜の主梁30本、柱30本での整備となる。
直近に実施した工事としては、25年度に光井工業(片品村)が躯体工、24年度に光井工業が深礎工、椎坂建設(沼田市)が鉄筋挿入工を施工している。
















