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栃木県真岡土木事務所

真岡土木、樋門4基、田中橋架け替え、野元川1500m改修着手へ

2026/07/22 栃木建設新聞

 野元川改修の再開は、合流する1級河川五行川の河道掘削が進み、二宮・芳賀の2カ所の遊水地が概成。下流への流量増加の見通しが立ったため。未改修区間は西川橋から高根沢町境の1級河川上流端まで約5300m。

 25年8月に実施した県土整備委員会現地調査で町は、西川橋から田中橋まで900mの改修を要望。県は町の要望などを踏まえ、5300mのうち優先整備区間や効果的な治水対策などの検討を進めてきた。

 西川橋は架け替え整備と河川断面は確保済み。900m区間には田中橋のほか、野元橋が所在するが、改修断面が確保されていると判断。架け替えの対象から外す見通し。

 町の要望で野元川は、沿川農地に水を供給する重要な河川とし、900m区間は改修が進んでおらず近年は異常気象で水位が急激に上昇するケースが増加。過去には浸水による避難勧告が出された箇所とし、地域住民の不安が高まっている。早期の事業化と治水機能の強化を求めた。

 県は20~21年度にかけて西川橋から杭の内橋まで1500mについて、県単の堤防強化緊急対策プロジェクト事業費を活用。詳細設計とともに用地買収の伴わない現河川幅の中で、暫定的な改修を実施。堤防が低く越水の危険性が高い箇所を主体に堤防嵩上げや腹付け、盛り土などを実施している。

 当時の詳細設計は暫定改修に加え、後年度の抜本改修を見据え委託。腹付けや築堤など河川両側の水田や耕作地への影響などを調査。用排水路付け替えや嵩上げに必要な用地取得も検討した。詳細設計は富貴沢建設コンサルタンツが担当。

 野元川の全体延長は11・1㎞。下流端が芳賀町東高橋の1級河川五行川合流部から高根沢町境の1級河川上流端まで。このうち下流側5800mの改修を完了している。

 小貝川圏域河川整備計画によると、計画流量が毎秒125立方m、計画河床勾配450分の1。標準断面は河川幅25・4m、河床13m、計画高水位2・5m、余裕高0・6m。堤防天端は両側3m。

 未改修区間は掘削や築堤、必要に応じて護岸工事を実施。計画高水流量を安全に流下させる整備を行う。河床部は蛇行する澪筋を創設し、魚類の生息場所を確保。水際部の堤防法面の植生の回復に努め、生物の生息空間を確保する。

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