記事

事業者
山梨県北杜市

3カ年かけ設計・工事を/スパティオ小淵沢の拠点整備

2026/07/23 山梨建設新聞

 北杜市は、スパティオ小淵沢(小淵沢町2968-1)の拠点整備事業を本年度から3カ年かけて進める。2026年度はトイレや宿泊施設、広場等の整備に係る実施設計をまとめる。設計業務はこれらを一括して発注する。発注方法は、整備事業の計画期間に考慮して、近く見積もり入札で行う見通し。工事は、27・28年度の2カ年で進める。

 拠点整備事業は、25年3月に山梨県が策定した「小淵沢エリア振興ビジョン」に基づいて進めるもの。

 内容は、小淵沢エリアに係るソフト事業や拠点整備事業、インフラ事業の3つの事業に分けて整備推進を図る。市では、地域の特性を生かした小淵沢ブランドの確立や高付加価値化につなげる取り組みとして、官民連携による一体的な事業を展開していく。

 主な整備内容は、道の駅こぶちさわ側にある既設のトイレについて、経年に伴う老朽化が進んでいる。そのため、トイレの内部に係る改修を予定する。

 また、敷地内に位置するスパティオ小淵沢の宿泊棟には、県内外からの来訪者が宿泊する拠点施設として供用されている。建物の現状は、内部に備わるエレベーターなどの設備が古い状況にある。

 市では、老朽化に伴う傷みなどに対応するため、建物の内部にかけて模様替え等を計画している。

 さらに、スパティオ小淵沢の宿泊棟から南側に位置する広場においては、周囲に備わる石造りの階段で割れた箇所や段差が生じている部分が見られるなど、劣化が進んでいる。

 同場所はイベント等に活用されていたが、現在は利用者の安全面等に考慮して、立ち入り禁止の措置により使用していない。そのため市では、対象となる広場部分の改修を行う方向。

 このほか、敷地内に備わる駐車場については、隣接する道の駅こぶちさわへの来訪者を含めて利用需要が多い。そのため、駐車場のスペースを必要数確保する。さらに、場内の一部で鋭角な箇所があるため改善する。

 なお、今回進める実施設計業務では、既設のトイレや宿泊施設の改修、広場等の整備に係る実施設計業務を一括で発注する。詳細な整備内容や、工事費を具体化させる。設計業務は、26年度いっぱいの納品を目指す。

 今後の動きとしては、26年度中にまとめる実施設計の成果をもとに、27年度の当初予算案に工事費を要望する方向。工事は、27~28年度の2カ年で計画している。

 なお、実施設計業務に係る事業費は、6月補正予算に1000万円が盛り込まれている。


【写真=スパティオ小淵沢の外観】

スパティオ小淵沢の外観

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら