山梨市は同市正徳寺地内に整備予定のクラインガルテン(市民農園)について、計画を拡充する。用地を広げ短期訪問者向けの機能などを追加するほか、整備予定の施設の場所などレイアウトも見直す。詳細が固まり次第、建築設計を発注し、年度内に完了する見通しだ。6月定例市議会で根津和博議員による代表質問に答えた。
市はこれまでの整備予定地に加え、新たに東側隣接地を買収。短期訪問者や一時利用者向けの施設、交流スペースなどを整備するほか、これまでラウベ(簡易宿泊施設)エリアに建設予定だった事務所も移す方針だ。詳細が固まり次第、建築設計を発注し年度内に完了する見通し。市は2025年度12月補正予算に建築物の設計費1780万円を計上したが、計画の拡充に伴い発注を先送りしている。
当初計画では、約1haの敷地を造成し11区画の農園やラウベ、集会施設1棟などを整備する予定だった。造成設計は大日本ダイヤコンサルタントが担当している。ラウベは1LDKの約50㎡、集会施設は2DKの約100㎡を想定する。進入路として施設北側からの約400m区間を市が拡幅改良する計画だ。道路設計は峡東測量設計が担当した。施設南側を走るフルーツラインからの進入路は、県が畑地帯総合整備事業の一環で整備する予定となっている。
同議会で市は、年度内に造成や建築物の設計を完了するとの見通しを示した。27年度に進入路の整備、28年度をめどに造成工事に着手するとしている。
根津議員は具体的な事業内容や事業効果の評価指標が定まっていない中、ハード整備が先行していると指摘。事業の進め方について市にただした。市は「基盤整備に向けた設計を第1段階とし、それを土台としてソフト事業を構築・展開していく。段階的かつ一体的な事業推進が、着実な成果につながる最も効果的な手法」と応じた。

















