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山梨県韮崎市

ペット同伴施設案も 旧市営水神住宅の活用

2026/07/29 山梨建設新聞

 韮崎市は旧市営水神住宅(同市水神)の活用に向けたサウンディング調査の結果を公表した。新たな賃貸住宅への建て替え案のほかペット同伴で楽しめる複合施設案が出ており、市は9月定例市議会をめどに各方面からの意見を聞く見通し。年度内の方針決定を目指しており、早ければ2027年度から具体化に着手する。

 同住宅は韮崎市役所から北西へ約500mに位置。国道20号に面した好立地で、近隣に国道141号などが走るため北杜市方面へのアクセス性も高い。1967~68年に建設された、CB造平屋建て10棟から成り、延べ床面積は約1700㎡。敷地面積は約6000㎡で、住宅のほかプレハブの集会場1棟、約360㎡の児童遊園などがある。老朽化により2024年度に用途廃止され、市は建物を含めた売却や賃貸借を検討している。

 市は跡地を移住定住者の受け皿とする方針。その具体策の検討に向け、4月にサウンディング調査を告知したところ2社が参加。6月に提案書の提出を受け、ヒアリングを行った。

 1社は子育て世代向けの賃貸住宅への建て替えを提案。住宅を活用し地元に親しんでもらい、市内への住宅取得、定住へとつなげる。事業手法として官民連携手法(BTO方式など)を挙げた。最短で29年度の着工を目指すとしている。

 もう1社は「犬連れ・子連れが安心して楽しめる韮崎の新しい価値を生み出す複合施設」を提案。既存施設8棟を改修し、ペット同伴可能な施設を整備する。賃貸住宅のほかホテル、シェアオフィス、コワーキングスペース、カフェの機能を持たせ、動物との触れあいを通じコミュニティーが形成される施設をイメージする。想定スケジュールでは、最短で27年度中のオープンも可能とした。

 このほか26年6月市議会では、西野賢一議員から韮崎郵便局を同住宅跡地に誘致すべきとの意見も出ており、市は郵便局側の意向を聞く方針を示した。

 市移住定住促進課は「サウンディング調査の結果を市議会などに報告した上で、庁内で方向性を検討する。年度内の方針決定を目指す」としている。

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