県中北林務環境事務所(金丸祐司所長)は、2026年度の主要事業をまとめた。治山林道事業には、2026年度の当初予算と6月補正予算を含む16億4970万円を予算化した。復旧治山事業では、黒森(北杜市)や鰍の沢(南アルプス市)、鳳凰山(北杜市)など7カ所を対象とし、荒廃した渓流等の復旧工事に予算を充てて、事業の推進を図る。
内訳としては、治山事業に6億100万円、林道事業には10億4870万円を予算化した。
治山事業では、激甚化する風水害等への対策を加速化するため、管内8カ所において谷止工等の整備を進める。
小規模治山事業では、甲府市、韮崎市、北杜市において山地災害危険地区の整備を進める。
林道事業では、本格的な伐採時期を迎えた人工林資源が充実した区域で、木材の搬出などを行うため、林業専用道の開設や森林管理道の改良等を14路線で実施する。
主な事業計画は次のとおり。
■治山事業
【復旧治山事業】
事業費は4億2300万円で、実施箇所は全体で7カ所を予定する。
同事業では、水源のかん養および山地災害の防止を図るため、荒廃した渓流の復旧を行う。
主要箇所は、▽黒森(北杜市)▽鰍の沢(南アルプス市)▽鳳凰山(北杜市)▽八幡沢右支流(韮崎市)▽江見(甲府市)▽塩沢川支流(南アルプス市)▽小倉(北杜市)で計画する。
【予防治山事業】
計画箇所は全体で1カ所を予定し、事業費には7500万円を投入する。
内容は、地域の事前防災・減災を図るため、荒廃する恐れのある渓流の予防対策を行う。
対象地は、堅沢川上流(韮崎市)で行う。
【小規模治山事業】
事業費には1億300万円を投入し、対象箇所数は7カ所。
内容は、荒廃した小渓流の復旧や治山施設の補修を行う。
主要箇所については、▽奥仙丈(甲府市)▽高成沢支流(甲府市)▽扇平(韮崎市)▽山地災害予知施設撤去(韮崎市)▽横沢平(韮崎市)▽奥山(北杜市)▽芦沢支流(北杜市)で推進を図る。
■林道事業
【県営森林管理道開設事業】
事業全体では5路線を計画し、事業費は1億4600万円を充当して進める。
内容は、県有林の管理・経営に必要な森林管理道および林業専用道の開設を行う。
対象箇所としては、▽林業専用道荒川1号支線(甲府市)▽林道瑞牆平線(北杜市)▽林業専用道和田1号支線(北杜市)▽林業専用道大平2号支線(北杜市)▽林業専用道櫛形山支線1号支線(南アルプス市)で計画する。
【県営林道改良事業】
事業費は3億4562万円を投入し、全体では6路線において事業を進める。
内容は、県営林道の機能向上を図るため、老朽化した橋梁の点検整備や法面の修復等を行う。
主な箇所は、▽林道荒川線(甲府市)▽林道本谷釜瀬線(北杜市)▽林道茅ヶ岳線(北杜市)▽林道千本桜線(北杜市)▽林道日向日影線(北杜市)▽林道南アルプス線(南アルプス市)で行う見通し
【林道舗装事業】
全体では1路線を予定し、事業費には3410万円を充てる。
内容は、県営林道の車両通行の機能向上を図るため、路面の舗装を行う。
主な計画箇所は、林道櫛形山支線(南アルプス市)で進める。
【山村地域活性化林道整備事業】
事業費は、2億2678万円を充てる。計画箇所は1路線。
内容は、山間部の住民生活に関連する県営林道の通行安全の向上を図るため、改良などを行う。
事業箇所は、林道南アルプス線(南アルプス市)で行う。
【林道整備事業】
全体で4路線で計画し、事業費には5050万円を充当する。事業費の内訳は、25年の補正予算4500万円(南アルプス、櫛形、観音峠)、26年度当初予算で550万円(本谷釜瀬)を充てる。
同事業は、県営林道の機能向上を図るため、安全施設およびトンネルの整備を行う。
主な予定箇所は、▽林道南アルプス線(南アルプス市)▽林道櫛形山線(南アルプス市)▽林道観音峠大野山線(北杜市)▽林道本谷釜瀬線(北杜市)で進める。
【林道維持修繕事業】
全体事業費は2億4570万円を予算化した。
経年劣化などにより損傷した林道施設の機能回復を図るため、補修等を行う。
対象箇所は、管内全路線で進める予定。
【写真=金丸所長】
















