【阿見町】 ツムラ(東京都港区赤坂2-17-11)は、茨城工場(阿見町吉原3586)に品質管理機能を担うQC棟を新設する。建設費約70億円を投入し、設計・施工を鹿島建設(東京都港区元赤坂1-3-1)が担当。2028年4月中旬の竣工を予定している。建設工事に際し、このほど茨城工場内で起工式を執り行い、関係者が工事の無事完成を祈念した。
QC棟の建物概要が、S造(免震構造)地下1階地上3階建て、延べ床面積6755・19㎡。合わせて、危険物倉庫(44・8㎡)を建設する。新棟は、品質試験能力の増強と品質保証体制の強化に加え、災害発生時にも品質試験機能の維持と早期復旧を可能とする事
業継続性(BCP)を備えた施設として整備するもの。
基本コンセプトには確実に製品を供給するため、増加する生産量に対応できる品質試験能力を確保すること、茨城工場の品質に対する姿勢と、顧客の信頼を体現する施設とすること、将来にわたり、茨城工場とともに成長し続ける品質管理拠点とすることを掲げている。
茨城工場は福田工業団地内に位置し、1983年に操業開始。敷地面積17万8000㎡を有し、医薬用漢方製剤の少品種大量生産の役割を担っている。2025年度より、造粒包装棟の建設が進む。
着工に際し、茨城工場内で執り行われた起工式にはツムラの熊谷昇一執行役員生産本部長をはじめ、基本計画等を担当したGFEの井上宏一代表取締役、鹿島建設の野村祥一常務執行役員関東支店長など、関係者17人が参列。熊谷執行役員生産本部長はあいさつで「QC棟の建設は、安定供給に対する当社の責任と決意を具体的に示す取り組み。茨城工場は安定した品質の漢方製剤を患者に届ける重要な拠点として、さらに大きな役割を担っていく」と語っている。

















