群馬県土地改良事業団体連合会(前橋市、熊川栄会長=嬬恋村長)は、本所庁舎(前橋市古市町2-6-4)東棟の建て替え工事および中央棟の耐震補強工事を一括で8月下旬に指名通知する方針を示した。新たな東棟はS造2階建て、延べ床面積121・7㎡となる。工事期間は東棟が約10カ月、中央棟については約7カ月を見込んでいる。耐震診断および補強設計はサン設計事務所(高崎市)が手掛けた。9月上旬ごろに現地説明会、下旬の入札を予定。10月上旬の着工を目指す。
新たな東棟は既存の東棟を解体し、建築する。建築に当たっては地盤改良を実施するほか、外部足場として手すり先行方式の枠組本足場を409㎡、内部仕上足場については脚立足場を223㎡仮設。
屋根防水工事は▽硬質ウレタンフォーム▽露出塩ビ系シート防水▽露出塩ビシート防水▽高反射機能付き高耐久アクリルウレタン系保護塗料塗り-により施工する。
外壁塗装は押出成形セメント板面にフッ素樹脂塗装を141㎡施す。
建物内部の床下地にはOA下貼りシートやフリーアクセスフロアを設置。床には▽複層ビニル床シート▽タイルカーペット敷き▽帯電防止タイルカーペット敷き▽防塵塗料-を施す。
壁はグラスウール断熱を設置し、ビニルクロス貼りで仕上げる。
施工に当たっては4坪タイプ2連2階建て、延べ床面積52・8㎡の現場事務所を仮設する。
解体する既存東棟はS造3階建て、延べ床面積223㎡で建築。74・1㎡のRFデッキプレートからレベル1、天井のケイカル板42・3㎡からはレベル3のアスベストが含有されている。
既存中央棟はRC造2階建て、延べ床面積366・31㎡の規模で建築されている。枠付き鉄骨ブレースの設置により耐震補強を図る。外部足場として手すり先行方式の枠組本足場を238㎡、内部仕上足場には脚立足場を338㎡、内部足場については単管を使用した階段室棚足場を28・4㎡で仮設する。
鉄骨ブレースは4カ所に設置。1階の役員応接室と2階会議室は南側の室内、1階と2階に配置されている湯沸室兼休憩室と男子トイレに跨る箇所については北側に設置する。なお、湯沸室兼休憩室と男子トイレに跨る箇所は鉄骨ブレースが露出しないよう壁で覆う。工事により役員応接室や男女トイレが使用できなくなるため、4坪タイプ2連の仮設ユニットを1カ所設置するほか、水洗式4坪タイプの仮設トイレユニットを男子用と女子用1カ所ずつ設ける。
東棟の建て替え工事および中央棟の耐震補強工事で設置する室内機は▽空冷式パッケージエアコン(ツイン同時マルチ天井カセット4方向型)を3台▽壁掛型ルームエアコン=2台▽空冷式パッケージエアコン(天井カセット4方向形)=3台-となる。全熱交換器は天井埋込形を5台、天井扇は低騒音タイプを10台設置する。衛生器具設備として大便器(床置形、温水洗浄便座)8基、小便器(壁掛形、自動洗浄弁)6基などを整備。給排水管は水道用ライニング鋼管などを設置する。
直近では2017年度に東棟、中央棟、西棟の外壁改修・屋上防水改修工事を実施。池下工業(前橋市)が受注した。
本所庁舎は、中央棟が1966年に竣工し、東棟は76年に増築している。東棟と中央棟は81年6月1日に施行された新耐震基準以前に建築されたため、2023年度に耐震診断を実施。その結果、東棟は大規模な補強、中央棟については補強が必要との報告が示された。耐震診断結果を踏まえ、24年度に行った基本設計の結果、東棟は大規模な補強よりも建て替えの方が経済的、中央棟は補強により耐震基準を満たすことが可能との報告があった。このことから25年度に東棟は建て替え、中央棟については補強で対応する方針を決めた。
なお、同連合会の業務は、工事期間中もこれまで通り西棟で行う。

















