任期満了に伴う市長選が4月12日に行われ、無所属新人として、立候補。3選を目指していた榎本氏を破り、初当選を果たした茂原正秀市長。市債残高増加や出生数減少などの課題に歯止めをかけるために取り組んでいく方針で、富岡市の強みを活かしたまちづくりや市民の声が届く仕組みづくりなどを積極的に進める。企業誘致に向けては県外企業や首都圏の自治体に対して、市の良さをアピールしていく。市民ファーストを掲げ、事業に向けて動き出した富岡市。今後の市の展望や建設業へのメッセージなどについても話を聞いた。
-市長に就任してからの意気込み
茂原 各事業の必要性の有無などを市民の皆さまから意見をしっかりと聞き、市民ファーストの市政を目指していく。人口減少や出生率の低下などの問題も多いが、一つ一つ責任を持って解決していきたい。
-まちの印象について
茂原 東京から近く、交通アクセスが良いと感じている。地震などの自然災害も少なく、また、豊かな自然に囲まれながらも、日常生活に必要な都市機能がしっかりと整っている。あわせて、一年を通して穏やかな気候であり、冬場の積雪も少ないことから気象面でも利点があると感じている。世界遺産の富岡製糸場や日本三大奇勝でもある妙義山、貫前神社などの観光資源も豊富である。
-今後の市のビジョンについて
茂原 私自身が本市のセールスマンとして、富岡市の良さを市外、県外にしっかりとアピールしていきたい。特に、企業誘致や移住施策に積極的に取り組むことで、人口減少や少子高齢化対策、地域経済の活性化、さらには、耕作放棄地や空き家対策など本市の課題解決につなげたい。都内の自治体などと協定を結ぶことなども視野に入れつつ、民間企業が事業を継続するための拠点施設の誘致も積極的に進めていきたいと考えている。移住施策だけでなく、県外に就職する大学生が多いため、社会人になってから本市へ帰ってきていただけるように関係各所にアピールする必要がある。
-市政を進めるにあたって
茂原 市民ファーストで進めていくことが大前提。中高瀬観音山遺跡歴史公園の整備については大胆に規模を圧縮して取り組んでいく。遺跡の保存は重要であるが、すでにもみじ平総合公園があるために必要性を疑問視する声も多く感じていた。
一方、図書館や生涯学習センターは利用頻度の高い公共施設でもあるため大規模改修の手段もあるが、現状維持だけでなく、建て替えも視野に入れながら検討を進めていきたい。市民にとって真に必要なものについてはしっかりと対応し、疑問視されている大型事業に関しては勇気を持ってストップをかけていきたい。
-小学校統合について
茂原 小学校統合については条例改正が済んでいる小学校もあるため、臨機応変に取り組んでいく。なお、妙義小学校と高田小学校については統合後、現在の計画ではさくら小学校との統合が予定されているが、過日、「妙義町の未来を考える意見交換会」を開催したところ、小学校を残してほしいとの要望が多くあったため統合については慎重に意見を聞きながら進めていきたい。
-地元建設業へのコメント
茂原 人手不足などの問題もあると思うが、健全経営を続けていただきたい。災害対応などは昼夜問わずご対応いただいており、社会インフラ整備においても建設業の役割は重要だと考えている。事業量の確保は必要なものに関して、慎重に精査しながら取り組んでいきたいと思う。
茂原 正秀(もはら まさひで)
1958年11月23日生まれ。同志社大学商学部卒業。2002年(平成14年)の富岡市議会議員選挙で初当選後、6期23年間市議を務める。4期目、5期目、6期目の市議選では3回連続トップ当選を果たす。趣味はバイクやランニング、楽器、外国語など多趣味。

















