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栃木県真岡土木事務所

真岡土木、つくば真岡線水戸部工区、県境部800mの用地測量、200mで混合処理工法検討

2026/08/06 栃木建設新聞

 県真岡土木事務所は、真岡市の主要地方道つくば真岡線水戸部工区で耐荷盛り土と法尻部に地盤改良工事を計画。工法には深度に応じた混合処理工法を軸に今年度末にも固める。茨城県境部狭あい区間800mのうちバイパス約200mで軟弱地盤を確認。道路詳細設計に併せ2025年度に軟弱地盤技術解析業務を委託した。今年度は用地測量を委託し用地補償に備えていく。

 県境部は1級河川小貝川が形成した段丘と丘陵部が迫り高低差がある。時速50㎞で安定した走行環境を確保するため幅員9・5mで計画した。急カーブは是正し高低差を緩和するため線形を改良する。

 改良区間の法線は斜面を切り盛り土。ブロック積みや擁壁などで保護する。現道から最大30m西側の斜面下に法線を振るミニバイパスとし、安定勾配を保つため盛り土高7mを確保する。県境から約80mは現道への擦り付け区間。

 軟弱地盤は西側の斜面下のバイパス部で確認された。19年東日本台風、23年4月降雨で見下げ法面が崩壊。軟弱地盤が崩壊の一因とされた。

 軟弱地盤の技術解析では、現況の地盤破壊、地盤圧密、地盤液状化などを調査。対策後の地盤解析では地盤破壊と地盤圧密を解析。耐荷盛り土工法と道路詳細設計に修正を加える。

 水戸部工区は台風や降雨による法面崩壊を踏まえ、快適で安全な道路計画を立案。交流・連携を促進する道路幅への拡幅、防災・安全を高める急カーブの是正や高低差を緩和する道路計画とした。

 工事中は通行を確保し通行止めがないよう配慮。沿道には家屋や工場などが点在し、電柱などの移設は最小限にとどめる。

 24年度補正で測量費を配分。25年度事業化を前倒しした。完成までに5~7年程度を試算している。

 9・5mの幅員構成は車道3m×2車線の両側に歩行者・自転車の通行を考慮し、ゆうゆう路肩1・75mを配置。路肩部分に暗渠側溝を整備し防草対策を施す。

 真岡土木では茨城県筑西土木事務所と事業の進捗状況を確認するため継続的に県境会議を開催。水戸部地区の狭あい区間の解消を課題視してきた。

 水戸部工区は19年度に平面図化に着手。23年度には一般県道高田筑西線交差点から県境まで1300mの道路概略設計や用地調査を進め、南側狭あい区間800mの優先着手を決めた。

 平面図化と用地調査、路線測量を篠原設計、道路概略・詳細設計、軟弱地盤技術解析業務を富貴沢建設コンサルタンツ、地質・土質調査は中央土木工学研究所が担当。

 先行区間800mの現況幅員は4~5・5m。車道3・5~5mの両側に白線で分離した路肩0・25mを配置。大型車両の交互通行に支障を来しているほか、県境に向かい高低差があり視認性が確保できず、事故発生の危険性が指摘されてきた。バイパス部の旧道は市へ移管する予定。

 北側の高田筑西線交差点南側は小貝川を渡河する水戸部橋が架設。幅員が6mで健全性も保たれていることから、交通量の推移を見ながら事業化の可否と実施時期を判断していく。水戸部地区の1日の交通量は約1700台。

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