帝京平成大学ちはら台キャンパスにおける学校法人帝京大学(東京都板橋区加賀2―11―1)の新病院などの計画概要が明らかになった。新病院の建設地は、市原市ちはら台西6―20―1ほかのグラウンド(野球場)跡地4万1556・9㎡。建物はS造一部RC造免震構造9階建て、建築面積7188㎡、延べ床面積3万7967㎡、高さ41・6m(軒高41・05m)の計画。病床数は350床の見込み。これから施工者を決め、12月1日に着工し、2029年4月30日の完成を目指す。
市原市ちはら台西6―19―1ほかの駐車場跡地6358・7㎡においては、共同住宅(職員寮)の建設を計画。建物は、RC造3階建て、住戸数96戸、建築面積1428㎡、延べ床面積3552㎡、高さ10・25m(軒高9・55m)。駐車場94台、駐輪場96台を備える。施工者決定後、28年3月1日に着工。29年4月30日の完成を予定している。
設計は、いずれも㈱横河建築設計事務所(東京都品川区上大崎2―25―2新目黒東急ビル)が担当している。
なお、ちはら台キャンパスでは大学施設の再整備事業を進めており、㈱大林組(東京都港区港南2―15―2)の施工で12月31日の完成、27年4月の供用開始を予定。新校舎は、S造一部SRC造7階(塔屋1階)建て、建築面積約1万800㎡、延べ床面積約4万500㎡。健康医療スポーツ学部のメインキャンパスとなる。
ちば総合医療C/移転で課題解消
新病院の建設は、施設の老朽化や昨今の医療情勢の変化への対応が課題となっている帝京大学ちば総合医療センターの移転に伴うもの。
同センターは、市原市姉崎3426―3の6万2608・73㎡に所在。建物は、9階建て2棟と8階建て1棟で、延べ床面積4万1916・9㎡。
総合病院の空白地帯だった姉崎地区において高度医療を担う医療機関として市が誘致し、1986年5月に開院。以降、市における高度医療・救急医療の中心的な役割を果たしてきた。
現在地での建て替えも検討したが、工期が長期に及び診療への影響が避けられず病院経営に影響が生じることや、病院の存続と医療従事者の確保の観点から、帝京平成大学ちはら台キャンパスへの移転を決めた。
同センターの井上大輔病院長は「移転建築により現病院の診療機能を損なうことなく新病院の建築が可能となることや、帝京平成大学(医療系学部)に並立することで今後の医療従事者の確保も進めやすくなることが期待される」としている。
市原市と大学は、同センターの跡地活用について協議を進めている。小出譲治市長は「跡地活用に当たっては、大学の判断と取り組みが不可欠。現有施設の扱いや市街化調整区域の土地利用規制といった課題も多く存在しているが、地域にとってより良い方向性へ導けるよう、先頭に立ってしっかりと協議していく」と話した。

















