市営温泉百楽泉・双葉共同福祉施設と双葉農の駅の再整備で甲斐市は、百楽泉を改修し農の駅の機能を集約する方向で検討している。農の駅は取り壊す。コスト削減のため新築から既存施設改修へ方針を見直した。同様に今後のあり方を検討している志摩の湯の方向性が決まり次第、具体化に着手する見通しだ。
市によると、百楽泉など(延べ床面積1663㎡)を改修し、農の駅の直売所などの機能を組み込む。農の駅は取り壊し、跡地を駐車場やイベントスペースなどに活用する。市は新築の場合27億円程度かかると試算しており、財政負担を考え改修を選んだ。2026年6月市議会では、谷口和男議員の質問に対し、市は「コスト削減の観点から建て替えではなく既存施設の改修による複合化へと方針を見直し、検討を進めている」と答弁した。改修の内容や規模などについては、関連する志摩の湯の今後のあり方を踏まえ検討するという。
施設の運営については民間への移行を検討したが、市の調査の結果、事業者の参画は難しいとの判断に至り、これまで通り市主体となる可能性が高い。
一方、志摩の湯については福祉関連事業と併せ、官民連携しての継続を模索しているが、交渉は難航しているもよう。同議会で保坂武市長は「民間事業者へのヒアリングや現地視察などを実施してきたが、現在までに具体的な計画までに至っていない」と、厳しい現状を明かした。
23年度に実施した市の調査では、志摩の湯の改修に2億円程度かかると試算した。市は物価高騰が続く中、現在の物価であらためて改修費を見積もる考えを示したものの、「(民間事業者との協議を進めている)現時点では、大規模改修を行う予定はない」としている。

















