小美玉市は、百里飛行場前新交流拠点施設整備事業の事業者公募に向け、設計・施工会社を対象としたサウンディング型市場調査(アンケート)を開始した。設計施工一括発注(DB)方式を前提に、発注条件や参加要件、地域企業の活用方策などについて民間事業者の意見を聴取し、公募条件の検討に反映させる。今後は2027年度初めまでに要求水準書の作成とDB事業者の選定を実施し、27年度に設計、28~29年度に工事と展示製作を進め、30年度の開館・運営開始を予定している。
同事業は、航空自衛隊百里基地と茨城空港を生かした新たな交流拠点を整備するもの。百里飛行場と地域住民が共存・共栄できるまちづくりを推進するとともに、飛行場周辺のにぎわい創出や交流人口の拡大、地域経済の活性化につなげることを目指す。市は施設整備の具体化に向け、設計・施工や展示に関する発注条件の整理を進めている。
計画では、建設予定地を与沢1603番地1ほかとし、敷地面積約2万2000㎡、施設規模約2300㎡を想定。総事業費は約33億円で、このうち設計監理費約3億円、本体建設費約26億5000万円、設備費約2億5000万円、調査費約1億円を見込む。
本体工事には造成・外構工事を含み、設備では航空機模型やVR、シミュレーターなどの展示設備を整備する。DB事業では交流施設と駐車場を含む外構・造成の設計、施工、工事監理を一括して担う。
今回の市場調査では、DB方式への参加意向をはじめ、望ましい発注方式や参加形態、造成・外構工事を一体発注することのメリット・デメリット、展示計画を業務範囲に含める場合の考え方などについて幅広く意見を求める。
また、技術提案期間や評価項目、技術対話の実施、展示計画や施設運営者との調整時期など、事業者公募に向けた制度設計に関する項目も設けている。
さらに、市内企業とのJV組成や下請発注、資材調達など地域貢献策のほか、物価高騰や人手不足、2024年問題による工期への影響、下請事業者の確保など、近年の建設業界を取り巻く課題についても意見を聴取。建物本体工事費の面積単価の目安についても回答を求める。
市は調査結果を踏まえ、公募条件や評価基準を検討するとともに、必要に応じて個別ヒアリングも実施する方針。調査は、工事発注支援業務を受託する明豊ファシリティワークスと共同で実施する。

















