災害現場の迅速な応急復旧につなげるため、県中北建設事務所・峡北支所(水上浩之支所長)と峡北地区建設業協会(田中新也会長)は7月22日、韮崎市大草町にある防災備蓄倉庫の点検を実施した。県職員や協会員ら計約30人が参加し、倉庫を開放して資機材に異常がないかを確認するとともに、有事を想定した搬出手順も確かめた。
峡北地域では2022年8月、局地的な集中豪雨により県道北杜富士見線など複数箇所で土砂崩落が発生。県や同協会らによる懸命な復旧作業により、発生から約1カ月で片側通行が可能となった。水上支所長は当時を振り返り、「備蓄資材の点検を重ねることで、一人一人が迅速かつ的確に復旧活動に当たれるようにしたい」と点検の目的を話した。倉庫の天井と壁はスライド式となっており、有事には開放して重機で資機材を運び出せる構造。この日は気温40℃に迫る猛暑の中、職員らが協力して天井と壁を開放し、保存されているH型鋼や鉄線、鋼矢板など各種資材の数量や状態を一つ一つ確認した。
田中会長は「予期できない災害に対し、人としてできるのは『備える』ということ」と述べ、大規模災害を見据えた日頃からの備えと関係機関の連携体制を維持していく重要性を強調した。


















