城里町が那珂川周辺で取り組む「城里町かつら地区かわまちづくり」計画が7日、国土交通省のかわまちづくり支援制度に登録された。対象区域は、リニューアルする道の駅かつら周辺の約6万㎡で、親水・自然体験・道の駅・多目的・広場の5エリアに分け、国と町が連携し、親水護岸の延伸や竹林伐採、皇都川への架橋、散策路の整備などを進める。計画期間は2032年度まで。事業費は未定。
計画では、清流那珂川が織りなす景観や、関東の嵐山とも呼ばれる御前山地域の豊かな自然、歴史、文化、観光基盤などを生かし、アウトドアやアクティビティの開発を通じた交流人口の拡大、観光振興を図る。5エリアを一体的に整備・活用することで、水辺を中心とした回遊性を高め、道の駅を核とした地域の新たなにぎわいにつなげる。
ハード施策では、国土交通省が親水護岸の延伸整備と竹林伐採を進める。親水護岸の延伸により、水辺に親しめる空間を拡充するほか、竹林を伐採して増水時の流下能力を高め、安全性の確保を図る。
町では皇都川への架橋をはじめ、散策路や駐車場などを整備する。皇都川への架橋は現在、予備設計を進めており、本年度中に詳細設計へ移行する予定。早ければ27年度の渇水期に工事へ着手する。
橋梁整備によって桂運動公園を含めた一体的かつ広域的な回遊性を確保し、水辺空間の利用促進につなげる。このほか、散策路や駐車場の整備、ジップラインなどの導入も計画する。
ソフト施策では、町が四季折々の自然を楽しめるイベントを継続的に企画・運営するほか、道の駅と連携した新たなイベントの開催、SNSを活用したPRなどに取り組む。
サイクリングコースやハイキングコースを区域内に引き込み、回遊型観光の実現を目指す。国は河川管理施設の整備に加え、河川空間で営利活動を行う場合に必要となる都市・地域再生等利用区域の指定などを支援する。
県内のかわまちづくり計画としては3カ所目で、那珂川を対象とするものでは2カ所目となる。登録証の伝達式は10日、町役場で開かれた。常陸河川国道事務所の佐々木哲也所長は「国と地方自治体が協力し、憩いのある水辺空間の形成と地域のにぎわいにつなげていきたい」と話した。
これを受けて、上遠野修町長は、9月15日にリニューアルオープンを予定する道の駅かつらに触れ「町の新たな拠点として、かわまちづくりの整備と合わせてさらなるにぎわい創出を図ってきたい」と展望を述べた。


















