再生可能エネルギー事業などを手掛けるプロスペックAZ(本社・愛知県名古屋市)は、笛吹市の石橋産業導入地区(同市境川町)で計画していたバイオマス発電事業を断念する方針を固めた。別の事業での進出を検討する。同社は中部横断道六郷IC周辺エリアへの進出も決めており、クルマエビの養殖事業を展開する計画だ。
同社はバイオマスや太陽光、風力、蓄電池などの発電事業を主力事業に据え、全国各地で展開。各都道府県に2カ所の事業化を目指しており、県内では都留市内に1カ所目のバイオマス発電所を建設している。
県内2カ所目は笛吹市の石橋産業導入地区に建設しようと、3年ほど前から計画。約1万㎡の区画を利用する予定で、2028年1月の稼働を目指していた。だが昨今の物価高騰や一部資材の調達困難の影響は大きく、建設工事の見込み額が当初想定より大幅に増大。採算性から未着工の発電事業を見直すことを決めた。
同社担当者は「ここ数年でプラント建設費が2~3割も上昇したことが影響した」と話す。同地区については、別の事業での進出を検討しており、詳細が固まり次第地権者らに説明するとしている。
同社は笛吹に先行し、市川三郷町の中部横断道六郷IC周辺エリア(同町宮原地内)への進出も計画。全7区画のうちE区画約1万1000㎡を使い、クルマエビの養殖・加工事業を始める。28年中の稼働を目指しており、今年3月、町と立地協定を結んだ。
町政策推進課によると、現在用地の農振除外の手続きを進めている。今後農地転用とともに同社と土地売買の契約を結ぶ予定だ。関連する造成や道路整備は同社主体で実施し、上下水道は町が整備する。同エリアは町と民間事業者が協働で開発するもので、コンサルタント業務は飯塚工業、インターフェイスが担当する。
同社の養殖事業はすでに山口県美祢市内の廃校で始めており、27年には新潟県上越市内でも稼働する予定だ。

















