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山梨県山梨市

2期に分けて整備へ 有害鳥獣処理施設

2026/08/19 山梨建設新聞

 有害鳥獣処理施設の建設で山梨市は、工事を2期に分けて実施する方針を固めた。市関係者が明らかにしたもので、資材高騰などにより現在の予算では全工事を実施することができないと判断した。月内に1期目の工事を発注し、予算増額後2期目に着手する。年度内を予定していた施設完成は、2027年度になる見通しだ。

 市は7月、同施設建設工事の一般競争入札を公告。応札者はあったものの予定価格超過により不調となった。関係者によると予定価格と入札額の開きは大きく、市はより実勢価格に近い設計となるよう積算をやり直した。その結果、現在の予算約1億6000万円では足りないことが分かり、市は今後の補正予算で予算を増額する方針を決めた。

 建設地は市牧丘町成沢地内。月内に発注予定の1期目の工事では軟化処理施設(162㎡)や焼却炉など、2期工事ではジビエ一時処理施設(38・5㎡)などを建設する。年度内としていた施設の完成は遅れる見込み。ただ昨今の業者の繁忙などを考慮し、当初から余裕を持たせた計画だったため、市は27年度の早い時期に完成するとみている。

 同市はモモやブドウをはじめとする果樹栽培が基幹産業だが、近年シカやイノシシなどの有害鳥獣による農産物被害が深刻化。2026年6月定例市議会では、岩崎友江議員が現状などについて質問した。

 市の答弁によると、24年度の捕獲頭数は、シカ740頭、イノシシ152頭の計892頭、25年度はシカ794頭、イノシシ131頭の計925頭。市は捕獲個体の山中への埋設作業といった現場負担の軽減や個体から発生する悪臭の防止を図るため、施設の整備を計画した。先進地を視察した結果、微生物で捕獲個体を分解し、堆積を大幅に削減する方式を導入。併せてジビエとして活用する施設も整備し、衛生的に一次処理ができるようにする。

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