県企業局は、佐倉浄水場沈殿池更新事業費に100億円超を見込んでいる。設計・施工一括発注(DB)方式での事業実施に向け、民間の参画意向、望ましい発注仕様や実施条件、想定されるリスクを把握するため、17日にアンケート調査を開始した。アンケート調査を経てDB方式を採用することになれば、年度内にアドバイザリー業務を指名競争入札で委託し、2028年度の一般競争入札による事業発注を目指す。
五井姉崎地区工業用水道の佐倉浄水場は、佐倉市角来2222に所在。計画最大送水量は40万1760m3/日。水源は、利根川水系一級河川鹿島川の表流水。凝集沈殿方式で浄水し、ポンプ加圧方式により羽鳥調圧塔および鎌取配水池へ送水している。
老朽化した既設高速凝集沈殿池を更新するため、新たに横流式沈殿池を築造することを目的として、19年度に詳細設計を行い、用地取得などを進めてきた。
その後、隣接する京成電鉄への影響やコスト縮減を図るため、付け替え市道の道路線形や軟弱地盤対策、場内管理用通路の対応方針の一部見直しを行い、付け替え市道工事に着手。
これに伴い、横流式沈殿池の設計の最適化を図る必要が生じ、また更新事業を加速させるため、DB方式の採用を検討している。
詳細設計は東洋設計がまとめた。また、DB発注方式導入可能性調査も同社が担当している。
既設高速凝集沈殿池は、計画処理水量21万6000m3/日(八角形型沈殿池5万4000m3/日×4系列)。
更新後の横流式沈殿池は、計画処理水量21万6000m3/日(フロック形成池・沈殿池5万4000m3/日×4系列→混和池・流入渠・流出渠10万8000m3/日×2系列)の想定。
沈殿池本体のほか▽付帯設備=フラッシュミキサー、フロキュレーター、傾斜板、掻き寄せ機▽建築構造物=電気室、ブロワ室、排泥ポンプ室▽場内配管=流入管、流出管、洗浄管、各種排水管など▽その他=場内整備、雨水排水施設、植樹――を事業対象とする。
事業内容は▽横流式沈殿池(新設)の詳細設計▽横流式沈殿池(新設)の建設工事▽場内整備(場内管理用通路を含む)▽場内緑化計画▽関係機関協議、各種手続き(建築基準法に基づく各種申請手続きを含む)。
アンケート調査の対象は、同事業をDB方式で発注することについて関心を有する民間企業または団体。
回答者は、ホームページ(https://www.pref.chiba.lg.jp/suidou/kyshisetsu/shinchaku/sakurasp-db-survey.html)からアンケート帳票をダウンロードし、9月18日までに千葉工業用水道事務所工務課に電子メール(kgcbkm@mz.pref.chiba.lg.jp)で提出する。
主な質問内容は▽過去10年間における官民連携事業の受注実績▽佐倉浄水場沈殿池更新事業における官民連携事業に対する関心▽事業に参入するために希望する条件▽DB方式を採用することによる工期短縮の可能性▽事業に参入する場合の体制▽アドバイザリー業務への参加の意思。


















